政府全体のオープンソース化をねらうホワイトハウス(大統領府)が、ソースコード公開のための一般ポリシーを提案

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ホワイトハウスはかねてから、テクノロジーを利用して政府の機能を改善することに熱心だった(現在のその方面のリーダーはCIO(Chief Information Officer)のTony Scottだ)。彼らは、コード(コンピューターのプログラム)が政府諸機関の役に立ち、害をもたらさないことと、合衆国政府が民間企業と同じように効率的にテクノロジーを利用できることを、望んでいる。

3月に公開したブログ記事でホワイトハウスは、オープンソースソフトウェアの利点を政府も利用したい、という意思を表明し、そして今日は(米国時間8/8)、政府諸機関が自分たちでより効率的にコードを書けるための、一連のルールを定めたFederal Source Codeポリシーをリリースした。

そのポリシーの主な要件は、“連邦政府によって、または、〜のために独自に開発される”ソースコードはいずれも、すべての政府諸機関による共有と再利用が可能でなければならない、というものだ。たとえば、TSA(運輸保安局)は、FBIが独自に作らせたソフトウェアのソースコードに、アクセスできなければならない。

連邦政府の諸機関とそれらの部課などが必要とするアプリケーションは、重複している場合が非常に多いはずだから、このオープンソースポリシーがうまく機能すれば、相当大きな節約が実現するだろう。このポリシーにも、“国の資金を使って独自に開発されたコードの、政府全域にわたる再利用の権利を保証することは、アメリカの納税者に多くの利益をもたらす”、と書かれている。

しかしこれまでは、連邦政府の諸機関は情報を一般に公開しないことが建前だったから、ソースコードも通常のオープンソースの場合のように一般公開されないのではないか?

この問題に関しては、現時点では単純で一律的な答を出しにくいが、だからといって、政府がオープンソースへ向かわない、ということではない。このポリシーに基づいて行われるパイロット事業は、ある種の妥協点を模索しているようだ。連邦諸機関はカスタム開発したコードの少なくとも20%を、オープンソースとしてリリースしなければならない。これはあくまでも、このパイロット事業のルールだが、これにより実際に、費用削減と効率向上の効果が目に見え、実感できるようになることが、期待されている。

ポリシーの全文はここにある。これは Tony Scottが合衆国政府内の全省庁のトップに宛てて書いた長い々々メモだ。メモは、おもしろい読み物であると同時に、この新しいポリシーの技術的な側面についても検討している(たとえば、ある政府機関で、コードの20%を公開すると国のセキュリティにリスクを招くような場合は、どうすべきか?)。

またそれには、ホワイトハウスが数か月後にCode.govを立ち上げる、と書かれている。それは、政府諸機関が公開するコードのための、全域的なホームサイトだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Hillary Clintonは政府にUFO関連文書の公開を正式に要求している、記者たちが彼女のメール公開を求めた同じ法律で

Democratic presidential candidate Hillary Rodham Clinton listens as she is introduced at a town hall meeting at White Mountain Community College, Thursday, Oct. 29, 2015, in Berlin, N.H. (AP Photo/Robert F. Bukaty)

Hillary Clintonは、国務長官在任中に私的なメールサーバーを使ったとされる長期にわたる係争で、政府の透明性の敵、と見なされることが多かった。その複数回裁判では、政府のドキュメントとデータへの公開アクセスを担保するFreedom of Information Act(FOIA, 情報の自由法)により、国務省は彼女のメールを公表すべし、と求められた。

しかし今日(米国時間6/2)行われたCode Conカンファレンスでは、Clintonの選挙参謀John Podestaが、彼が支える民主党次期大統領指名候補に、その同じ法を、彼女が関心を持つ問題に関する透明性を要求するために利用するよう、勧めたと語った。その問題とは、UFOである。Podestaによれば彼はClintonに、FOIAリクエストによりUFO事件関連のドキュメントを政府に請求せよ、と勧奨した。

ClintonとPodestaはこれまでも、地球外生命への関心を口にしていた。3月に Jimmy Kimmel Live!に出演したときClintonは、大統領に選ばれたらUFOに関するドキュメントの公開を政府に断固要求する、と語った。Bill Clinton大統領の主席補佐官だったPodestaも、UFOに関する政府の透明性を求めていた。

PodestaはFOIAリクエストを持ちだしたことについて詳しくは語らなかったが、UFOがソ連の兵器ではないか、という説にもけりがつくだろう、と述べた。

Podestaはこう語る: “彼女にFOIAリクエストを申請させた。それらのファイルには、当時空軍が行った調査の結果が書かれていたはずだ”。

FOIAに依拠してドキュメントを要請し、それが拒否される憂き目は、Clintonのメールの公開を求めて努力したジャーナリストにとって、おなじみのものだ。しかしPodestaによれば、Clintonが私的なメールサーバーを使った一件は、たしかに大統領選における彼女の傷になっている。“確実に彼女は傷ついているね”、と彼は語る。

“就任早々私的なメールサーバーを使ったことが、まずかった。便宜的にやったことにすぎないが、しかしそれでは終わらなかった”、とPodestaは語る。しかしそれでも、Clintonのメールの内容は、彼女の候補者としての有能性を示しているはずだ、と。

“それらのメールから分かるのは、彼女が精力的に働き、大統領が彼女に託した仕事に取り組んでいたことだ”、とPodestaは述べる。

Podestaはさらに、Clintonのカリフォルニアにおける選挙戦と、彼女のシリコンバレーとの関係について語った。彼によると、Clinton支持はテクノロジー業界の内部に組み込まれつつあり、バレーの支持者たちのリストを近く公表したい。“選挙の前に彼女を支持するテクノロジーリーダーのグループを発表できると思うが、それはとてもすばらしいリストになるだろう”、とPodestaは述べた。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))