ネット小売業のOverstock.comは2014年中にBitcoinの支払いを受付ける計画であることを、同社CEOがThe Financial Timesに話した。どうやら同社は、このデジタル通貨を受付ける初めての主要オンライン小売店になる勇気を持っているようだ。主要小売業者で同様の計画を発表をしたところは未だ他にない。ただし、あなたのデジタル財布はまだしまっておいた方が良い。同社がBitcoinを受け付けるのは2014年後半以降で、その頃にはDogecoinの人気が上回っているかもしれない。
この発表の数日前、Bitcoinエコシステムに大変動が起きた。中国最大のBTC取引所が中国元による入金を拒否したために、Bitcoinの貨幣価値は数時間のうち50%暴落した。
Overstockは昨年10億ドルをわずかに越える売上を記録した。同社はNASDAQで取引されており、株価はその1年に109.29%上昇した。Bitcoinを受け付けるというニュースによって、株価はその日だけで7.77%上がった。
Overstock CEOのPatrick Byrneは、健全な通貨制度は、逆ピラミッドや政府の気まぐれに基づくべきではない、Bitcoinはその要件を満たしている、と語った。Byrneによると、OverstockがBitcoinの受付を開始した際、派生システム(Dogecoin等)の人気が上がっていれば、同社はデジタル通貨を預金するつもりだという。もし分派たちが盛り上がらねければ、OverstockはBitcoinを日々ドルに交換し、事実上Bitcoin収益のデイトレーダーになる。
2013年の後半、数々の小売業がBitcoinによる支払いを受け付け始め、OKCupid、Namecheap、Humble Bundleらが名を連ねた。慈善団体もデジタル通貨に理解を示しており、それは通常義援金にかかる手数料が不要だからだ。もしOverstockが計画通りに進めれば、Bitcoinを受け付ける最大の米国拠点小売業者になる。もちろん、Amazon等が出し抜かなければの話ではあるが。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)