フェイスブックがデータ転送先のオプションにPhotobucketとGoogleカレンダーを追加

Facebook(フェイスブック)は米国時間8月9日、同ソーシャルネットワークからデータを移動させたいときのために、新たに2つの移動先を追加すると発表した。同社のブログ記事によると、ユーザーは画像をPhotobucket(フォトバケット)に、イベントリストをGoogleカレンダーに移動できるようになるとのこと。プロダクトマネージャーのHadi Michel(ハディ・ミシェル)氏は、この情報転送ツールが「完全に再構築」され「よりシンプルで直感的」になったことで、ユーザーはどのプラットフォームに何を共有できるかが、より明確になったと述べている。さらにユーザーは、複数の転送を同時に開始できるようになり、1つの転送先にエクスポートする対象を、より細かく制御できるようになった。

これは、各サービス間でデータを安全かつ簡単に移行できるようにするために、Google(グーグル)、Facebook、Microsoft(マイクロソフト)が共同で開発しているオープンソースプロジェクト「Data Transfer Project(データ転送プロジェクト)」に追加された機能だ。すでにFacebookのユーザーは、Facebookに投稿した写真を、Googleの画像ストレージサービスをはじめ、Dropbox(ドロップボックス)Blogger(ブロガー)、Google Documents(Googleドキュメント)、WordPress(ワードプレス)などのサービスに転送できるようになっている。これは、ユーザーが自分のデータを他のどの競合プラットフォームにも転送できるようにするために、長いこと制定が進められてきたACCESS Act(Augmenting Compatibility and Competition by Enabling Service Switching Act、サービスの切り替えを可能にすることで互換性と競争を増大させる法律)への対応策でもある。Facebookは政府に対して「データが異なるサービスに転送された場合、そのデータを保護する責任は誰にあるのかについて、より明確にするルールを策定する」よう求めていると述べている。

編集部注:この記事はEngadgetに掲載されている。本稿を執筆したDaniel Cooperは、Engadgetの編集主任。

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カテゴリー:ネットサービス
タグ:FacebookPhotobucketGoogleカレンダーSNS

画像クレジット:Jakub Porzycki/NurPhoto / Getty Images

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(文:Daniel Cooper、翻訳:Hirokazu Kusakabe)