PicoCELA(ピコセラ)は8月18日、第三者割当増資および長期投資による資金調達を完了したと発表した。調達額は非公開。引受先は、清水建設、双日、日本郵政キャピタル、岡三キャピタルパートナーズの4社。調達した資金は、事業の拡大、独自の無線通信技術を基盤としたエッジクラウド連携ソリューションの拡充に利用する。
PicoCELAは、2008年の創業以来、世界最高の無線メッシュ技術の開発と実用化を目指してきた。国内外で200サイト以上の運用実績を有しており、年間のべ利用者数は100万人以上に達するという。多くの導入箇所で7割以上のLANケーブル削減に成功し、建設現場や物流倉庫などのIoT普及を促進させる技術のひとつとして注目されているとしている。
また、コロナ禍におけるテレワーク環境の早期構築実現を支援する「ケーブルいらずを提供。これらのエンタープライズ無線メッシュ製品群は、VPN接続によるセキュアなテレワーク環境を、本社オフィスでのWi-Fi環境と同等レベルで構築可能としている。
またクラウド管理システム「PicoManager」を活用することで、テレワーク環境下の労務管理にも利用できる。
今後も人々の生活空間に偏在する情報とインターネットを今以上にフレキシブルに結びつけて、情報通信産業に革新的な数々のサービスをもたらす立役者となるよう努めるとしている。