VRに本当に欠けているものとして話題になるコンテンツが1つある。消費者がVRの中に飛び込んで本当に何かを作ることがとても難しい ということだ。
Visionary VRは、この状況を彼らの新しい製品Mindshowで変えることを目指している。それはカジュアルなVR利用者に、メディアの中に飛び込んでキャラクタ自身の視点から物語を創ることを可能にするものだ。
Mindshowは、VR内でのコンテンツ創作作業が最高のものへなるように引き上げている最中である。Visionary VRは、あなたの周りの環境やインタラクティブな周辺要素、そしてVRの中でのあなたの外見などを定義させるツールを提供している。そこから先は、あなたが子供のような創造性を発揮し、楽しくて思い出に残る何かを作り上げるだけだ。
「それはあなたが創造した命なきものの中に、命を見出すことなのです。それは私たちが子供のころに持っていた感覚です」と、Visionary VRの共同創設者兼CCOのJonnie Rossが筆者に話してくれた。
VRLA(Virtual Reality Conference L.A.)で、筆者はVisionary VRのCEOであるGil BaronからMindshowのウォークスルーデモを受ける機会を得た。この週末にVRLAで試した沢山のデモの中で、Mindshowだけが技術的に印象深く、同時に少しばかりわくわくさせられたものだった。
自分でコントロールできる環境の中で、自分の声と動きを使ったキャラクターがシーンを演じるのを見ることには、何か本質的な惹きつける力が備わっている。ソーシャル要素として友達からのシーン拝借を可能とし、それらを仮想現実技術なしでは不可能な、楽しく遊べる陽気で快活なクリエイティブメディアで加工する。
デモを体験したHTC Viveに加えて、RossとBaronはMindshowはPSVRとOculus Riftを含む他の主要VRプラットフォーム上にも展開されるということを教えてくれた。Mindshowはまだ発表の初期段階にあり、プラットフォームアクセスのためのサインアップを開始したばかりである。
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(翻訳:Sako)