Google GlassはGoogleが思い描いたような評判を得ることができないでいるが、今日(米国時間1/12)Augmedixが1600万ドル獲得した資金調達ラウンドを見る限り、消えるにはほど遠いようだ。Augmedixは2012年に設立されたスタートアップで、医療専門家にGlassを活用した電子カルテソリューションを提供することを目指している。同社の初期シード投資家であるEmergence CapitalとDCM Venturesが共同でリードしたシリーズAラウンドは、Glassがまだ消費者の確信を得られていない中、市場のどこかでは開発の継続に大きな投資が行われているをとを示すものだ。
AugmedixがGoogle Glassのために調達した資金は計2300万ドルに上る。2014年にはシードラウンドで730万ドルを集めている。同社はすでに米国の10州でビジネス展開しており、従業員はサンフランシスコ本社の80名を含め100名を越える。新たな資金は、今後同社がヘッドマウント式患者情報システムをさらに広めていくために必要な雇用に役立てられるだろう。
デベロッパーはGlassプラットフォームを見捨てたと言う向きもあるが、それが一様な現象でないことは間違いない。Augmedixは今回の資金調達の発表に際して、同社のプラットフォーム戦略に関する変更に一切言及していない。同じくGlassに重点を置き医療機関に展開するスタートアップ、Pristineも9月に第1回ラウンドで540万ドルを調達している。デベロッパーのGlassへの関心がどうあろうと、医療のような特定分野ではその潜在力は高く評価されているようだ。
もちろんGoogleも、今でも最も野心的と言えるこのハードウェアプロジェクトに引き続き力を入れている。昨年末にはIntelバージョの噂が浮上し、またGoogleのAstro TellerはGlassへの変わらぬ自信をTechCrunchに語っていたが、消費者市場は成功する場ではないかもしれないことは彼も認めている。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)