メジャーのオールスターゲームでアップル開発のチャットコンシェルジェ機能が利用可能に

米国時間7月8日夜のメジャーリーグのホームランダービーに間に合わせ、MLBはアプリ、MLB BallparkにApple(アップル)のビジネスチャットを利用した新機能を追加した。個人ごとにカスタマイズされたサービスを提供できるものだ。MLBによると、この機能を利用してユーザーの位置に特有の質問ができるようにしたのは、これが最初だという。ただし、Appleのビジネスチャットは、過去にも飲み物の注文などに利用された実績がある。

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インディアンズのセクションをクリックすれば、今週のオールスターイベントの中心、プログレッシブフィールドが表示される。そこでは、新しいオールスターコンシェルジュ機能にアクセスできる。この機能は、ニューヨークに本拠を置くAIのスタートアップSatisfi Labsと共同開発されたもの。単純な質問に答えられるように設計されている。

アプリは質問に対して、その場で答える場合もあるが地図やカレンダーといった適切なアプリを開くこともある。今週のイベントの場合、ホームランダービーの開始時間は? といった単純な質問から、自分のホテルへのシャトルバスの発着場所を教えてのようにユーザーによって答えの異なるものまであるだろう。

この新機能は、米国時間7月8日夜のホームランダービーと7月9日のオールスターゲームから使えるようになっている。しかし、オールスター明けには、他の球場でも実装され、より多くのゲームでも利用できるようになるはずだ。MLBはこれまでにも、スマホを使って野球場での体験を向上させるため、さまざまな機能を試してきた。中でも印象的なものとしては、ARを使ったデータ表示機能などがある。

画像クレジット:fstop123/Getty Images

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(翻訳:Fumihiko Shibata)