今週の3分で読めるウェブマーケニュースでは、・Burger Kingの懐かしのキャンペーン、・Twitterの残念な第一四半期の収支報告、・Google+に関する推測に次ぐ推測、・Foursquareが2つに分かれる、・データ主導のマーケティング、・進化を続けるコンテンツマーケティング、・コミュニティ管理の現状、Googleの最新の特許の隠されたメッセージ、・ソーシャルネットワークの暗い未来等の話題を伝える。
それでは、デジタルマーケティング業界に影響を与える関連するリンクをまとめて紹介していく。
毎週、経営者の方々が、最新の変化、報道する価値のあるアイテム、そして、仕事で役に立つ可能性があるコンテンツを把握することが出来るように、テクノロジー、ソーシャルメディア、モバイル、デジタルコミュニケーション、そして、マーケティング業界の現在のイベントとトレンドに関するリンクを集めて、ニュースレターを提供している。
他にも、役に立ちそうなリンク、ソース、または、アイデアを持っているなら、コメント欄で加えてもらいたい。また、Flipboardを利用しているなら、「This Week in Digital Magazine」を購読すると、リンクを入手することが出来るようになる。
インダストリー
- ソーシャルメディアにはレトロな感覚が漂うことがあるが、Burger KingはSubservientChicken.comの復活によって、懐かしさを見事に活用している(CNN)。
- 米国で記録を更新すると見られるIPOに先立ち、中国のEコマース会社、Alibabaが12億ドルでYouTubeの中国版と言われるYoukuを買収した(WSJ、Tech in Asia)。
- ロシアは、プーチン大統領と政府への反対勢力を弱めるため、ブロガーを厳しく規制する法律を通し、インターネット上の批判を封じ込めようとしている(Reuters)。
プラットフォーム
- Facebookは、今週、f8 カンファレンスを開催し、Anonymous Login(匿名ログイン)機能 — 個人情報をシェアすることなく、アプリを試す機能 — の告知を行った(Facebook)。
- その他にもSend to MobileやApp Links等の地味な機能の発表があり、 よりUXが簡素化されることが予測される(Fast Co Design)。
- インタビューの中で、マーク・ザッカーバーグ氏は、開発者とFacebookの関係の進化、ビジネスと融合の成熟を力説している(Wired)。
- Twitterは火曜日に二度目の収益報告を行った — その内容は残念としか言いようがないものだった。広告収益は好調 — 昨年から125%増加 — を維持しているものの、ユーザーの増加は芳しくなく、前四半期から25%しか増えていないのだ。これは前四半期の収支報告よりも30%下回る。その結果、Twitterの株価は、水曜日の取引開始時に12%下落した(Bloomberg Businessweek)。
- この報告により、先週のGoogle+と同様、Twitterの未来を悲観する声が高まった。このTwitterを追悼するメッセージもその一つだ(The Atlantic)。
- Twitterはテレビを補うと考えられてきたが、NBCの重役はこの主張を退け、 テレビはTwitterに貢献しているものの、Twitterはテレビにあまり貢献していないと発言した。Twitterのディック・コストロCEOは、Twitterとテレビはお互いを補っていると述べ、真っ向から反論している(Financial Times、re/code)。
- 先週のニュースの後、Google+の未来を推測するメディアが続出した。しかし、Googleにインタビューを行っているメディアは一つもなく、曖昧な意見に過ぎないとして、全ての報道を批判する声もあった(Ars Technica、Amanda Blain)。
- 先週、ヴィック・ガンドトラ氏が退社した後、Googleは、ここまで大きく報道されるとは思っていなかったのだろう。強力な広報戦略を優先して、策定する必要がありそうだ(SHIFT Communications)。
- ちなみにfour(4)のsquare(二乗)を2で割ると8になる。
計測/基準/ビッグデータ
- パフォーマンス主導のマーケティングは、データを使い、ブランド構築、そして、個別の顧客に対してUXを調整する(Google Think)。
- ソーシャルメディアのデータを参考にして、事業を成功に導く5つの方法がこの記事にリストアップされている。この記事には、消費者の声に耳を傾けずに、自分のことばかり話す人物と言う、誰もが経験したことがある例え話も盛り込まれている(Econsultancy)。
法律/人事
- デジタル & コンテンツマーケティングの現状調査 2014によると、法律のプロは、情報に圧倒されているものの、顧問弁護士は、法律家が運営するブログを重要視しているようだ。企業ジャーナリズムの原則に従う弁護士が、綿密なコンテンツ戦略を策定する価値はあると見られている(Greentarget)。
コンテンツ
- Coca-Colaの編集室の内側を見る限り、とても成功しているようだ(Contently)。
- コンテンツマーケティングは常に変化している。 「PNR This Old Marketing」ポッドキャストのこのエピソードでは、ジョーとロバートが、Google Analyticsの変更点、マーケッターにとってのFacebookの未来、編集室等を取り上げている(Content Marketing Institute)。
ブックマークする、後で読む、視聴するアイテム
- 5回目のコミュニティ管理の現状レポートが公開された。標準化が実現するのは、まだまだ先のことだが、以前と比べると成熟が進んでいるようだ(Community Roundtable)。
- 若干難易度が高いような気もするが、この記事は絶対に読んでもらいたい。Googleが申請した特許により、データ探偵の異名を持つクリストファー・ペン氏が筆を走らせた: 同氏曰く、GoogleのSEOに対するアルゴリズムの一部にブランドへの暗示的なリンクが含まれている – つまり、メディアのストーリーの中で、ブランドに言及する取り組みのことだ(SHIFT Communications)。
- 随分と大袈裟だが、Google+が終焉の時を迎え、Twitterは精彩を欠き、そして、Facebookが切り離し戦略を画策している点を考慮すれば、ソーシャルネットワークが崩壊する理由を検証する記事が出て来ても不思議ではない。しかし、本当に崩壊しつつあるのだろうか(Computerworld)?
- コメディアンのジミー・ファロンは、毎回ゲストと口パクバトルを繰り広げている。歌手のエマ・ストーンと対戦した今週のバトルは、僅か2日間で500万ビューを記録し、この記事を投稿する時点で、1100万ビューに到達しそうな勢いである。
画像: 「Spirit」– Thomas Hawk(Flickr)
この記事は、Scott Montyに掲載された「This Week in Digital 5/1」を翻訳した内容です。