レストラン向けデリバリー管理の「Ordermark」が20億円調達

ロサンゼルスに拠点を置くOrdermarkは、レストラン向けのオンラインデリバリー管理サービスを提供するスタートアップだ。家族経営の有名なレストランであるCanter’s Deli(カンターズ・デリ)の御曹司が設立。同社は新規ラウンドで1800万ドル(約20億円)を調達したと発表した。

このラウンドは米国コロラド州ボールダーのFoundry Groupが主導した。これまでOrdermarkに投資した投資家はすべて今回も参加した。参加した投資家は、TenOneTen Ventures、Vertical Venture Partners、Mucker Capital、Act One Ventures、そしてシリーズAを主導したのはNosara Capital

Alex Canter(アレックス・カンター)氏は声明で「我々は家族が経営するレストランがモバイルデリバリー時代に対応し、成長できるように、Ordermarkを設立した。その後、企業として、同じ課題に直面しているほかのレストランをサポートできることに気づいた。我々は米国全土のレストランの顧客からよい成果を上げたことを喜ばしく思っている」と述べた。

レストラン経営の4代目のカンター氏は、家族が経営するデリのニーズからテクノロジーを構築した。POSシステム、キッチンのディスプレイ、会計ツールが統合され、ラストマイルの配送業者と連携する。

同社は声明で「事業の拡大に伴い、Uber EatsやSeamless/Grubhubなど、クラウドキッチンとデリバリーサービスで運営されているバーチャルレストランからの売上を増やしていきたい」としている。

利益は出ていないが、現在、Ordermarkは3000軒以上のレストランで使われ、50種以上の注文サービスと連携している。

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(翻訳:Kaori Koyama)

Google、レストランの検索結果ページから関連する食料品デリバリーの申し込みを可能に

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Googleの検索結果から、料理デリバリーのオーダーが直接行えるようになった。まず対応するのはアメリカ国内で、Seamless、Grubhub、Eat24、Delivery.com、BeyondMenu、およびMyPizza.comによる料理デリバリーを申し込むことができる。

利用者が、Googleにてレストランの情報を検索したとする。すると検索結果の中に「配達オーダー」(place an order)が表示されるようになるのだ。オーダーする場合には希望するデリバリーサービスを選ぶことになる。あとはそれぞれのサービスの画面にてオーダーを行う。

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ご存知かもしれないが、料理のデリバリーサービスは昨年、6億ドルものベンチャー資金を集めている。2012年に2500万ドルであったことを考えれば尋常ならざる成長であると言って良いだろう。ただし依然としてレストランに直接電話をしてオーダーするという人が多い様子だ。そのような中、Googleの検索結果に料理デリバリーサービスが表示されるようになることで、サービスの知名度も上がっていくことになるのだろう。サービスの市場拡大は「歴史の流れ」といってもよいほどに確実なことであり、そのような中で、Googleはサービスに関連したさまざまなデータを手に入れたいと動いているわけだ。

Googleが検索結果に表示しているSeamlessやGrubhubは、複数レストランのメニューを配達するサービスを手がけている。そうすると、他種類の食べ物を扱っていることで、食べたいものを検索する人の検索結果画面に、自社のデリバリーサービスが表示されることも多くなってくる。

検索結果ページでさまざまなデリバリーサービスを表示することで、Googleとしても人気のデリバリーサービスについての情報を集めることができるようになる。また、人気のメニューやレストランの情報もGoogleに集まってくることとなる。こうした情報は、GoogleにとってもEコマースサービスの展開などに役立つこととなるわけだ。

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(翻訳:Maeda, H