ソニーがPS4のバグ発見に500万円超の賞金を出すと発表

他人のPS4をレンガも同様に動かなくする方法や実行されるべきでないコードを実行させる方法などのハッキングを発見したら急いでソニーに知らせるといい。ソニーが開催しているチャレンジの賞金を受け取れる。

5月24日、ソニーは「バグ賞金かせぎ」(Bug Bounty Program)プログラムをスタートさせたことを発表した。PlayStation 4、オンラインのPlayStation Networkに影響を与えるバグや悪用可能な欠陥が新たに発見された場合、賞金が支払われる。

ソニーは、対象となるバグの種類について明確に示している。「PlayStation 4の現行版またはベータ版でシステム、OS、アクセサリに影響するか、PlayStation Networkドメインないし APIのいずれかに影響する」可能性のあるものだ。ソニー社員に対するソーシャルエンジニアリングやサーバーに対するDDoS攻撃のような戦術は対象とならない。

PlayStation Networkで発見されたバグは通常100ドル(約1万円)から3000ドル(約32万円)、または深刻度に応じてそれ以上が支払われる。一方PS4専用機に関連して発見された重大なバグには5万ドル(約535万円)以上の賞金が用意されている。対象範囲など正確な情報はこのチャレンジに協力しているHackerOneのページを参照してほしい。なお、PS4がターゲットだという点に注意されたい。古いPS2を壊す方法を発見するのもクールだが、それにはソニーは賞金を払わない。

「バグ賞金かせぎ」を発表したブログ記事でソニーは「従来、この種のプログラムは特に広報を行わず、少数の専門家向けに実施してきた。しかし今回はスキルと関心があるるすべての人々が参加できるようにした」と述べている。HackerOneのこのプログラムに関するページによれば、ソニーはこれまでにバグの発見者に17万ドル(約1820万円)を支払っているという。賞金の1件あたり平均額は4万3000ドル(約460万円)程度だという。

マイクロソフトも今年初めにXbox Live向けに同様のバグ発見に賞金を出すプログラムを実施している。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

【速報】ついにPlayStation 5の全貌が明らかになったぞ

今日、米国時間6月11日に行われたPlayStation 5のイベントは、 ゲームがすべてだった。年末までに本体が発売されるシステムとしては一般に良い兆候である。しかし、1時間以上にわたる本物のPS5のゲームプレーのキャプチャー動画のあと、ソニーにはひとつ大切な隠し玉があった。コンソール本体だ。1月のCESでの発表以来、われわれはこのハードウェアについてほとんど見ることがなく、先月の新型コントローラー「デュアルセンス」の紹介くらいしか情報はなかった。.

米国時間6月11日、ソニーはついにPS5タワーの全貌を披露した。そして私は、その姿が非常に優美であることを認めざるを得ない。みんなが期待したよりもルーターに近い外観だったXbox Series Xと比べるとなおさらだ。マルチカラーのオプションが提供される可能性が高いが、先月紹介されたコントローラーと同じホワイトにブラックトリムのカラースキームのバージョンでも十分魅力的だ。


ただ、いくつか鋭角の部分がみられることから、システムを水平に配置するのは困難かもしれない。背面は黒く塗られかなり大きな冷却通気孔が見える。上の画像にあるように、システムにはバージョンが2つある。左がスタンダードなPS5、右がDigital Editionで、ディスクドライブが省略されている。どうやらソニーは物理媒体を捨て切られないようだ。Microsoft Xboxのデジタルバージョン同様、スタンダードモデルの廉価版として位置づけられる可能性が高い。筐体もかなり薄く見える。

スペックに関しては、AMD Zen2 CPUとAMD RDNA 2ベースGPUの組み合わせに、16 GBのRAMと825 GBのSSDを搭載しているようだが、2つのモデルに違いがあるかどうかについて言及はない。別売りのアクセサリーには、HDカメラと揃いのPulse 3D ヘッドホンがあり、Sonyが長年推している3Dオーディオを採用している。ホリデーシーズンの発売までにはまだまだ多くの詳細情報が出てくるはずだ。

関連記事:【速報】今日発表のPS5新作ゲームタイトルを一挙紹介:グランツーリスモ、デモンズソウル、バイオなど

Category:ゲーム / eSports

Tag:PlayStation ソニー

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ソニーのPS5用ゲームタイトル発表イベントは6月12日早朝にライブ配信で

先週、延期が発表されたソニーのPlayStation 5イベントの新たな開催日程が正式に決定された。PlayStationの公式アカウントからのツイートによると、イベントは日本時間6月12日金曜日の午前5時からTwitchとYouTubeでライブ配信される。

6月11日(木)午後1時(太平洋標準時)にお会いしましょう。ゲームの未来は#PS5

このイベントは当初6月4日の予定だったが、先週、米国に広がった警察の暴力に対する抗議運動の影響で延期されていた。PS5向け新作ゲームタイトルの発表を中心とした派手なイベントになるはずだったが、ソニーは時期がふさわしくないと考えた。延期を発表したソニーのツイートには「世界中のゲーマーがPS5ゲームに大きな期待を寄せていることは知っているが、今はお祝いにはふさわしくない。当面、立ち止まっていっそう重要な声に耳を傾けるべきだときだと感じている」とあった。

ソニーの次世代ゲームプラットフォームとなるPS5について、同社はすでにさまざまな情報を発信している。 しかし年末に予定されているPS5の販売開始と同時にリリースされるタイトルについての情報は乏しかった。ソニーとMicrosoft(マイクロソフト)はクリスマス商戦に新しいゲーム専用機を投入することを決めており、両社は真っ向から激突する。マイクロソフトが有力スタジオの買収でゲーム戦略を強化する中、ソニーが新しいゲームタイトルで優位性を維持できるかどうかに注目が集まっている。

ソニーの説明によれば、このイベントは約1時間の予定で「次世代ゲームに何が用意されているのか」をデモすることになる。

TechCrunchもイベントをカバーして何が発表されたか詳しくレポートする予定だ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

ソニーが米政情不安でPS 5の新ゲーム発表イベントを延期

ソニーは、米国がミネアポリスにおける死亡事件に対する抗議に揺れているため6月4日に予定していたPS5イベントの延期を発表した。内外に不安な情勢がある現在、新しいゲームタイトルの予告に注意を集めるのは難しい時期だということは理解できる。

上にエンベッドしたツイートでソニーは、「世界中のゲーマーがPS5ゲームに大きな期待を抱いていることは知っているが、今はお祝いにはふさわしくない。当面、立ち止まっていっそう重要な声に耳を傾けるべきだときだと感じている」と述べた。

イベントでは年末までに発売されるソニーの新世代ゲーム専用機、PS5向けの向けの新しいゲームタイトルが発表される予定だった。 これは5月のマイクロソフトの同種のイベントに継ぐものとなるはずだった。E3などのゲームカンファレンスが新型コロナウイルスの影響を受けて中止されて多くの企業がスケジュールに影響を受けたが、マイクロソフトも新しいゲームプラットフォームであるSeries Xの発表をデジタルイベントに切り替えていた。

ソニーのツイートは、ほかのテクノロジー大企業の同種の声明に続くものだが、ソニーはミネアポリス警察によるジョージ・フロイド氏の死やそれに対する抗議を名指しはしていない。

当然だがゲーマーの反応はさまざまだ。一方にはゲームは現実逃避だという主張があったが、他方新しいゲームの予告を見るためにいま少し待たねばならないことに対する、なんというか、不適切な反応もあった。一部のゲーマーは腹を立てるかもしれないが、ソニーがツイートしたとおり、世の中にはゲームよりも「いっそう重要なこと」がある。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

ソニーのZV-1カメラはビデオブロガー向け優れもの

ソニーは突然成立した巨大なマーケットに狙いを定めたようだ。つまりビデオミーティングやビデオブログをできる限り経済的に高画質で実現できるようなカメラに対する需要だ。それがZV-1の狙いだろう。ソニーは豊富な機能を誇る既存のRX100シリーズのコンパクトデジカメをビデオカメラ化した。ソニー自身がVlogカメラというだけあってビデオブロガーが殺到している。こうした層が求める機能すべて備えたプロダクトに仕上がっているからだろう。

ZV-1は、評価も高く大成功を収めたRX100をベースとしている。 このシリーズは長年の間に機能、価格ともにアップしてきたが、どちらかといえばユーザーは置きざりにされた印象がある。ソニーはこの点を考えなおし、ZV-1を逆方向に進化させた。

20メガピクセルの1インチ撮像素子と35mm換算で24-70mm相当のF/1.8-2.8レンズはRX100から借用したものなので画質は十分優れているはずだ(ビデオブロガーはさらに広角のレンズを望むかもしれないが)。このカメラはセルフィー的な撮り方を十分考慮してデザインされている。

そのため明るいところで威力を発揮する電子ビューファインダーは省略され、サイドフリップ式で前方に向けることができるタッチ式のバリアングル液晶モニターを備えた。筐体上部の大きな部分を占めるのは強力なマイクロフォンアレイだ。 ZV-1には風ノイズを防ぐウィンドスクリーンが付属しており、ホットシューに取り付けられる(かなり目立つ外観となる)。

画像クレジット:Sony

録画をスタートさせるシャッターボタン(赤い丸でマークされている)が大型化されたのはカメラを自分に向け、右手でバリアングル画面を操作すると、左手でボディを保持するすることになるからだ。

またその前方に親指で操作できる位置にズームダイヤルが用意されている。また「背景ぼけ切り換え」を選択すると絞りを最大に開き人物の背景をボケさせることができる。最新のスマートフォンが使っているようなAI処理で人物を認識して背景にボケ処理を加えるような力仕事をする必要がない。また「商品レビュー用設定」はビデオブロガーがプロモーションしたい商品にカメラを近づけると自動的にフォーカスが合う。これもうまいしかけだ。

新旧さまざな世代のハードウェアを組み合わせて同じことをしようとすれば試行錯誤でひどい苦労をすることになる。箱から取り出せばすぐに使えるというのはプロダクトとして説得力がある。RX100の画像品質と信頼性は実証済みだ。これにセルフィービデオ用特化したエルゴノミクスを組み合わせ、複雑なセットアップを簡単に実現できる機能を搭載している。このカメラは多くの人々を引きつけることができそうだ。

発売は2020年6月からだが価格は無論エントリーレベルのカメラよりは高い。しかしミラーレス一眼、交換レンズ、マイクなどを揃えるのに比べて同機能を実現するためのコストははるかに安い。また比較にならないくらいユーザーフレンドリーだ。

【Japan編集部追記】日本での発売は6月19日、価格は9万1000円程度になるもよう。多機能グリップと予備バッテリーが付属するキットも準備されている。ソニーのサイトはこちら

画像クレジット:Sony

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(翻訳:滑川海彦@Facebook