音声配信アプリ「stand.fm」が5億円を調達、配信者の収益化支援プログラムを開始

音声配信アプリ「stand.fm」が5億円を調達、配信者の収益化支援プログラムを開始

音声コンテンツ配信アプリ「stand.fm」(iOS版Android版)運営のstand.fmは8月20日、シードラウンドにおいて総額5億円を調達したと発表した。引受先はYJキャピタル。調達した資金は、新たに開始する配信者の収益化を支援する「stand.fmパートナープログラム」(SPP)の拡充、マーケティング強化、エンジニア採用に利用する。

またstand.fmは、SPPの開始を明らかにした。SPPの第1弾として、再生時間に応じた収益還元プログラムをリリース。審査を通過した配信者は、再生時間に応じた収益を受け取れる。

SPPは審査制で、承認された配信者のみが対象。配信者のstand.fm・YouTube・SNSなどのフォロワー数や発信内容など総合的な角度から審査する予定。審査基準は非公開。申し込みは「stand.fmパートナープログラム応募フォーム」より行う。

2020年内は、キャンペーンとして再生1時間につき4~6円の収益還元を計画。60分の投稿が2万回再生された場合、10万円前後の収益を受け取ることが可能。ただし、リリース時点のキャンペーン単価となっており、還元の単価は利用状況を見て調整予定。将来的には広告収益の一部を還元することを想定しており、SPP対象配信者の投稿の前後に広告が挿入される場合がある。また現在、LIVE配信は再生時間にカウントされないものの、今後対応予定。

また現在、コンテンツ販売機能、サポーター機能も準備中。コンテンツ販売機能では、価格を自由に設定し、音声コンテンツを販売できる。コンテンツ販売はアーカイブ・LIVE配信どちらも可能なため、柔軟な収益化につながるとしている。

音声配信アプリ「stand.fm」が5億円を調達、配信者の収益化支援プログラムを開始

サポーター機能では、チャンネルを応援する有料月額ユーザー(サポーター)向けに限定コンテンツを配信できる。サポーター限定にする時間を1秒単位で設定でき、「放送の8割は全ユーザーが再生可能、残りの2割をボーナストラックとしてサポーター限定で配信する」という使い方も対応。

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