オフィスサプライのStaples、持ち込みデータの3Dプリントサービスを開始

オフィスサプライのStaplesが、ニューヨークおよびロサンゼルスの店舗にて3Dプリントサービスを開始するとのことだ。自分のデータをStaplesの店舗にもちこみ、そして出力することができるわけだ。

2店舗でのテスト運用に人気があつまるようならば、別の店舗でもサービスを行っていく予定なのだそうだ。

本サービスのトライアル実施にあたり、Staplesは3D Systemsと協力していくことになっている。3D Sytemsの方はこれまでShapewaysとともにコンシューマー向けの3Dプリントサービスを展開してきている。そのような中、強力なブランド力をもち、またリーチも大きく、潜在性的可能性に期待できるStaplesと組んでみようという判断なのだろう。

ちなみにStaplesは、これまでも3D関連のサービスと無縁でいたわけではない。昨年には3Dプリンターの販売を始めているし、またヨーロッパの店舗では1年ほど前から店舗内での3Dプリントサービスを行ってもいる。

Bloombergの記事にあるように、6種類の印刷用マテリアルを用意するようだ。また必要に応じて3D Systemsへのアウトソース依頼も行うことになっている。価格についての正式な発表はないようだ。但し、カラーコピーなどより高価になることは間違いないだろう。

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(翻訳:Maeda, H


Square、オフィス用品チェーン大手のStaplesとiPad用レジスター “Square Stand” の販売契約を締結

Squareは、時価総額10億ドル以上のスタートアップから成るという、Unicorn Clubの会員になったが、そこを追い出されることがないよう、サービスと販売チャネルを新しい領域へと広げ続けている。今日(米国時間11/4)同社は、Staplesと新たな小売契約を結び、Square Standを販売していくと発表した。これはiPadをカード読み取りレジスターに変えるハードウェアだ。契約は米国内のStaples 1000店舗、およびStaples.comを対象とするもので、同端末はBestBuy、Appleストア、およびSquare自身のウェブでも販売されている。

Square Standが最初に発表されたのは2013年5月で、小売価格299ドルで販売されている。これはSquareにとって非常に大きな進展であり、当初から提供しているスマートフォン向けカードリーダーに留まらず、タブレットの大画面を活用して今後より多くの店舗に進出する可能性を秘めている。

果たしてSquare Standが、発売以来どの程度売れているかは不明だが ― Squareは今日もその数字を公表するつもりがない ― Staplesとの契約によって、これまでためらいがちだったスモールビジネスのオーナーたちも、買う前にStaplesの店舗に行ってSquare Standをレジスターソフトウェアと共に試すことができるので、Squareにとっては販路を広げるチャンスだ。Squareによると、11月中にStaplesからSquare Standを購入した事業者には、200ドル相当のStapleギフトカードが贈られる。

物理的体験やオフラインでのつきあいによって小規模事業者を勝ち取ることは、決して過小評価すべきではなく、これこそSquareがStaplesと手を組んだ理由だ ― Staplesは小売業界の最先端としては知られていない(ただし、それを変えようと努力しているようではある)。地味で実質的に作業だが、Squareは自らを、信頼できる新たな選択肢として位置づけようとしている。

「ビジネスオーナーは、自社ビジネスの運用と成長に役立つ良品を見つけることに関して、Stapleを信頼している」とSquareのハードウェア責任者、Jesse Doroguskerは言ったえ「Square StandがStaplesにあることによって、店主は旧式のPOSシステムを、高速かつ美しくて使いやすいSquareの機器で置き換えることが、これまで以上に簡単になる」。実際Squareは、現在後期採用層(later adopters)への売り込みを極めて重視している。「Square Standを購入した事業者の70%近くが、全く新しいSquare利用者であり、これまで定期的にSquareを利用したことがない」と本日同社が伝えた。

Squareによると、Staplesとの契約は端末の小売を、同社の実店舗 ― 全約1000店舗 ― およびオンラインの両面で行うことを視野に入れている。現在の契約は米国のみが対象だ。Starbucksとの契約と同じように、将来これを国際展開していくのかどうか興味深い。Staple世界的な基盤を持っているため、今回の初回契約によって、Squareがこのカードリーダーを他の市場に提供する足がかりになるかもしれない。課題は、Square Standが磁気ストライプのスワイプを利用していることで、ヨーロッパなどの地域では、チップアンドピン(ICチップと暗証番号)に基づく方法が採用されている。

Square Standの契約発表に加え、Squareは小売業者向けにドングル型Squareリーダーも販売している。販路には、Apple、Best Buy、Staples、およびStarbucks ― 全米全体で3万店舗 ― 、および最初の2つの海外市場であるカナダと日本の1万を越える店舗が含まれる。

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(翻訳:Nob Takahashi)