今日(米国時間10/22)サンフランシスコで行われたイベントで、Appleは新しいMac Proコンピューターを再度発表した。これは、プロフェッショナル集団に向けられた同社の最新ハイエンド製品ラインの先陣を切るものだ。
本誌はこの新マシンに実際にできる限り多くこの手で触れ、ついにガラスケースから出されたその見た目や感覚をお伝えする。
ビデオや写真の編集に使っているところを見たが、その結果は滑らかで印象深かった。ただし、作られたデモではなく実生活でどうなのかを知ることは難しい。
マシン本体は滑らか円筒形で、殆ど騒音を発しない。頂上の換気孔から排出されるわずかな空気の音を、デモルームの騒音の中で聞くことは不可能だった。穴に手をかざすと10月の冷たい空気に取ってかわる暖かさを感じた。側面は暖いというより熱かったが、触れていて不快なほどではない。この小さなパッケージの中で熱はいったいどこへ行くのだろうか。この冷たさは、底面から吸気して上面から排気する換気システムにとって成功の証だ。
新Mac Proの中心には三角柱のヒートシンクがあり、外側に配置されたボード上のメモリーとCPUから熱を引き出す。その熱は本体上部から排出される。
マシン後部には、密に並んだポート群があり、コンピューターをそっと動かすと光ってケーブルを差す手を誘導してくれる。
性能に関してデモ以上のことを知ることは難しいので、レビュー機の入手を待つほかはない。しかし、この工業デザインはまさしく衝撃的であり、少なくともAppleの熱設計が意図通り働いていることを示す最初の証拠だ。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi)