Netflixが虎の飼い主と殺し屋のドキュメンタリー 「Tiger King」を6400万世帯が視聴と報告

Netflixの「Tiger King」はどれくらいのヒットを記録しているのだろうか?同社は最新の決算発表で、リリース後の4週間で6400万人がこのドキュメンタリーシリーズを視聴したと発表した。

ただし、6400万人が実際に番組全体を見たとはいっていない。これはNetflixが最近、視聴者数のカウントの報告を新システムに切り替えたからだ。ちなみにこの番組は、Joe Exotic(ジョー・エキゾチック)というトラの飼い主が、敵である動物愛護活動家を殺すために殺し屋を雇ったとして告発された

Netflixは現在、視聴者数に焦点を当てている。これは特定の番組や映画を選択し、最低でも2分間以上(つまり、たまたまクリックしたのではなく)視聴した人数だ。同社自身も認めているように、この方法では視聴者数が平均35%も増えるので、過去数年間に発表された視聴者数と同一条件で比較するのは難しい。

しかし最近のリリースとしては、すでにフォローアップ特集を組んでいる「Tiger King」が、「Ozark」のシーズン3(2900万人)や、リアリティー番組「Love Is Blind」(3000万人)を大きく引き離し、「La Casa de Papel」や「Money Heist」とほぼ同じくらいの人気がある。

しかしNetflixによれば、「The Witcher」(7600万人)には及ばず、Ryan Reynolds(ライアン・レイノルズ)のアクション映画「6 Underground」(8300万)や、Mark Wahlberg(マーク・ウォールバーグ)のアクション映画「Spenser Confidential」(8500万)の視聴人数にも及ばなかった。

もちろんこの視聴者数は、新型コロナウイルス(COVID-19)が大流行する中、Netflixの有料会員数が大幅に急増していることも関連している。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

ネコ科の大型動物が主役のドキュメンタリー番組「Tiger King」はNetflixの最もすごい番組か?

Netflixで放映中の「Tiger King」は、虎などのネコ科の大型動物をたくさん集めた私的公園を所有する、Joe Exotic(ジョー・エキゾチック)と名乗る男に焦点を当てたドキュメンタリー番組だ。第1回の最初の数分で視聴者が知らされるのは、彼が殺し屋を雇って動物の権利を擁護する活動家を殺したとして告発されていることだ。

ジョーだけに関するドキュメンタリーとして見てもかなり記憶に残る作品だが、しかし彼のまわりに登場する人物たちも多彩だ。大型ネコ科動物を集めた私的公園を複数持つ者がいるかと思えば、彼の不倶戴天の敵であるCarole Baskin(キャロル・バスキン)氏も登場する。

TechCrunchのポッドキャスト「Original Content」の最新の回では、イベント担当のジェイソンにも加わってもらって「Tiger King」をレビューした。それは衝撃的で意外性に満ちた、毎回見ずにはいられない、あるいは一度に全部見たいほどのシリーズだ。

それと同時に私たちは、番組がその派手な話題を倫理的に扱っているか議論している。このネコ科の大型動物のオーナーであるジョーがBlackfish(水族館を舞台にしたドキュメンタリー、シャチの飼育員がシャチに襲われる)的な暴露番組で終わらずに、それよりももっとどぎついものに変わっていったとき、何かが失われてはいないか。

ポッドキャストは、下のプレーヤーで聴いてもいいし、Apple Podcastsを定期購読してもいい。お気に入りのポッドキャストプレーヤーを見つけて聴いてもいいだろう。気に入ったら、アップルでレビューしてほしい。フィードバックを直接送ることもできる。ついでに、このポッドキャストで取り上げてほしい番組やムービーがあれば、それも教えてほしい。

ちなみに今回のタイムスタンプは、次のようになっている。

00:00 イントロ
00:29 「Tiger King」のレビュー
24:56 「Tiger King」のネタバレ集

画像クレジット: Netflix

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa