Oculusは、あなたが世界中どこへでも瞬時に行き、自分自身のような見かけで、行った先で写真も撮れるようにしたいと考えている。そして今日それをF8でデモした。
FacebookとOculusによる、360度ビデオとバーチャルリアリティー自撮り棒とパーソナライズドアバターのデモをご覧あれ。
ソーシャルVRをどう実現するかを見せるために、FacebookのCTO、Mike Schroepferは、サンフランシスコでOculusを装着し、Facebook本社にいるエンジニア、Michael Boothと一緒に行動した。ふたりはUnityで開発したFacebookの新しいソーシャルテスト環境に入った。これは以前Unreal上に作られたソーシャルスペース、Toy Boxに代わるものだ。
アバターは、ロボットの顔やマンガのキャラクターではなく、現実の本人に見えるカスタマイズドアバターだ。基調講演後Facebookは私に、これを作るために奥行きと手ざわりを検出できるOccipital Structureセンサーを利用したと話した。
しかしOculusは、まだこの顔キャプチャー技術を公開しない。問題は、スキャンがうまくいかなかった時のグロテスクな結果は、一般的アバターよりずっと悪くなることだ。それでも同社は、いずれは顔の前でスマートフォンを動かすだけで顔を取り込んだり、自動的に取り込むヘッドセットを使えるようにしたいと考えている。
Facebookのもう一つの可能性は、Facebookに載せた写真を元にしてVRで顔を再現できるようにすることだが、これはまだごく初期の段階にある。
新しいソーシャルVRテスト環境では、360度写真はハンドヘルドスフィアとして表現され、回転させて見ることができる。そして、自分の顔にぶつけると、ユーザーは瞬時にその写真が撮られた場所にテレボートして自由にまわりを見ることができる。
VR自撮り棒を使うと、自分と友達のアバターの写真をビッグベンをはじめ世界のランドマークの前で撮ることができる。Oculusは、同時に5人までこのVR環境に入ることができると言っている。
アバターに絵を描き加えてサングラスや蝶ネクタイをつけさせることもできる。そして気に入った写真が撮れたら、バーチャルFacebookメールボックスに入れて投稿できる。
Mark Zuckerbergは、Facebookはバーチャルリアリティーをゲームや映画の未来としてだけでなく、ソーシャル化の未来と考えていると言った。しかしそれは、ニュースフィードをVRで見るというだけけの意味ではない。FacebookとOculusは、バーチャル世界にネイティブなソーシャル体験を作ろうとしている。
VRは、モバイルと同じような変革をもたらすだろう。自宅を離れることなく全国の会社で採用面接ができたらどうだろう?年齢、性別、人種を隠して、見た目ではなく能力で採用されることも。
誰もが、家族に会うためや世界の不思議を見るために旅行できるわけではない。しかし、Oculus Riftのように本格的な没頭的対話型バーチャルリアリティーがやってくれは、愛する人と同じ部屋にいる気分を味わったり、一緒に出かけることもできるようになるだろう。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)