Atlassianのユーザー企業はJIRAから直接フリーランスを求人できる…Upworkの統合で

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Atlassianの主力製品であるプロジェクト管理サービスJIRAが、JIRAから直接簡単に、フリーランスのマーケットプレースであるUpworkに求人をポストできる機能を今日(米国時間8/25)ローンチした。

JIRAとBitbucketの成長策担当Sean Reganによると、“どの企業も、会社の外には優秀な人材がたくさんいるからね”、という。しかしどの企業も、小さなスタートアップはとくに、そのとき必要な人材(しかも優秀な人材)がたまたま社内にいることは珍しい。JIRAがUpworkを統合したことにより、これからは、JIRAでボタンをクリックすれば、求人の書式がUpworkのマーケットプレースへ自動的に提出される。

Reganによると、この機能は技術者でないファウンダーにとっても便利だ。フリーランスの人にプロジェクトの最初のバージョンを作ってもらって、その後、本格展開する、というやり方を選べる。“プロジェクトが順調に動き出して資金調達もシリーズBぐらいまで行ったら、人を雇ってもいい。でも最初から多くの人を雇うと、墓穴を掘ることになるね”、と彼は主張する。

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UpworkのCEO Stephane Kasrielも、この考え方に賛成だ。彼によると、小企業は機能リクエストやバグフィックスのバックログをたくさん抱えて、身動きできなくなってしまうこともある。そんなとき、フリーランスが助っ人になってくれるだろう。彼曰く、AtlassianとUpworkがJIRAをめぐってパートナーするのはこれが初めてではない。Upworkのクライアントはすでに、JIRAのチケットをUpworkのアカウントにリンクして、フリーランスの空き時間を利用できる。またUpworkのメッセージング機能を利用して、フリーランスがBitbucketにコードをチェックインしたときアップデートを受け取れる。

KasrielとReganの両人が挙げるおもしろいアイデアは、大企業も今ではフリーランスの起用のメリットに目覚めつつあり、しかもソフトウェア開発だけでなく、アドミン的な仕事でもその傾向がある。だから、“うちらのパートナーシップ(のようなもの)の効用に、そのうち大企業も気づくだろう”、というのだ。そのためにはもちろん、両社の知名度の向上も必要だ。

当面、Upworkの統合を利用できるのは、AtlassianがホストしているJIRAの上のみだ。Reganは、そのうち自社ホストのバージョンでも利用できるようにしたい、と言っている。しかしJIRAは中小企業のユーザーが多いから、大企業への浸透はそう簡単ではないだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))