Valerie Plame Wilsonをおぼえておられるかな?
CIAの秘密職員だった彼女は、のちに“Plame事件”として知られることになる政治スキャンダルに関わり、そして今度は、Twitterからアメリカの人気トロルを駆除する方法を提案している。
Wilsonは先週、このようなツイートで、Twitterを買収するための資金集めを開始した:
[Twitterの役員たちがトランプの暴言やヘイトスピーチを遮断しないのなら、私たちがそれをやるべきだ。gofundme.com/buytwitterでTwitterを買い取るための資金を募集中。]
目標額10億ドルに対し、目下12000ドル集まっている。
Twitterにトランプをブロックするようプレッシャーをかけるのが目的か、それとも本気で資金を集める気か、よく分からないが、実際に買うつもりなら10億ドルでは足りないだろう(今Twitterの時価総額は約120億ドルだ)。でもWilsonは、大株主になれば同社に圧力をかけられる、と言っている。
“私たちが過半数持ち分に達しなかったら、同社の大型株主になる方法を探究し、株主総会で提議したい”、とWilsonはGoFundMeのページに書いている。“いかなる理由にせよ、それも不可能なら、このキャンペーンから得られた(経費を除く)余剰金の全額を、核戦争に反対する運動の非営利団体Global Zeroに寄付したい”。
トランプ大統領のTwitterの使い方に関し、Twitterに苦情を寄せている人たちは、Wilsonにかぎらず少なくないが、CEOのJack Dorseyは、トランプのジャーナリストに対する暴言ツイートはTwitterの規約違反ではない、と示唆している。
Wilsonによると、それは北朝鮮との核戦争の脅威のレベルを、“これまでなかったほどの高いレベルに上げている”、とトランプのツイートを批判している。
[北朝鮮が愚かな行為をした場合に備えて、完全な軍事的対策がすでに配備されている。Kim Jong Unには、別の道を見つけてほしい。]
ホワイトハウスのスポークスパーソンSarah Huckabee Sandersは、当然ながら異議を唱えている。
今朝(米国時間8/23)報道各社に送ったメールでSandersは、Wilsonの活動を“滑稽だ”とし、Wilsonの募金が好調でないことは、アメリカ人がトランプのTwitterの使い方に満足している証拠だ、と示唆している。