【告知】TechCrunch Japanによるスタートアップコミュニティ「TC HUB」、3月31日よりサービス開始

僕たちTechCrunch Japanは3月31日、スタートアップとその支援組織、そしてTechCrunch Japan編集部をつなぐコミュニティ「TC HUB」のサービスを開始する。

TC HUBは、参加無料の招待制スタートアップ向けコミュニティだ。スタートアップ業界に関わる各ステークホルダーをつなぎ、それぞれに有益な情報をダイレクトかつスピーティーに共有することで、日本のスタートアップ業界の活性化を目指す。本日3月31日時点で、TC HUBにはすでに約120名以上のコミュニティメンバーが在籍している。

TC HUBの機能は主に3つある。コミュニティメンバーやパートナー、そして編集部との円滑なコミュニケーションを可能にする「Communication HUB(コミュニケーション・ハブ)」、スタートアップを支援する各組織とのパートナーシップにより各種ベネフィットをスタートアップに提供する「Partnership HUB(パートナーシップ・ハブ)」、そして、スタートアップのみなさんがTechCrunch Japanのドメイン上で主体的な情報発信ができるようになる「Information HUB(インフォメーション・ハブ」だ。

それぞれの機能を以下で紹介しよう。

Communication HUB

Communication HUBは、TechCrunch Japan編集部、スタートアップ、そしてスタートアップの支援組織(パートナー)が「Slack(スラック)」上でダイレクトにコミュニケーションができるサービスだ。

これまで、TechCrunch Japan編集部とスタートアップとのコミュニケーションにはさまざまなツールを用いており、かつ属人的な関係構築がなされていた。そのことで、僕たちスタートアップメディアがスタートアップ企業に対して、時に大きなコミュニケーションコストを強いていると長年感じていた。

そこでTC HUBでは、TechCrunch Japan編集部へダイレクトかつスピーディにコミュニケーションがとれるスラックを提供し、その「見えないコスト」をなくしていきたいと考えている。もちろん、スタートアップはTC HUBのパートナーである各支援組織の担当者とも簡単にコミュニケーションできる。

このCommunication HUBをつくった理由は、この業界に存在する余分なコミュニケーションコストを抑えることで、スタートアップが彼らの本来の役割である「世界を変革するプロダクトやサービスを作ること」に1分1秒でも長く集中できる環境づくりに貢献することだ。そのため、僕たちは国内にある他のスタートアップメディア編集部の参加も歓迎する予定だ。TC HUBのコンセプトに興味を持ってくれるメディアがあれば、声をかけていきたいと考えている。

また、今後はコミュニティーメンバー限定のイベントなどを実施し、スタートアップ同士の横のつながりが生まれるような取り組みを行っていく。

Partnership HUB

Partnership HUBは、TC HUBのパートナーであるスタートアップ支援組織や団体などと連携して、各種ベネフィットをスタートアップ向けに提供するサービスだ。3月31日のサービスリリース時点では、立命館大学の起業家育成コミュニティで独自のファンドも組成する「RIMIX(リミックス)」とパートナーシップを結ぶことが決定している。

RIMIXとのパートナーシップにより、TC HUBのスラック内に「大学向け専用窓口」を設置する。その窓口上で、スタートアップは大学組織との人材交流(インターンの募集など)や、大学との実証実験に向けたコミュニケーションが可能になる。

今後、僕たちは積極的にスタートアップ支援組織や団体との連携を加速し、スタートアップに提供するベネフィットの種類を増やしていく。

Information HUB

Information HUBは、通常の編集記事に加えて、スタートアップが主体となってTechCrunch Japanのドメイン上で情報発信できるサービスだ。この機能はまだ準備中で、2021年の第2四半期(4~6月)をめどにサービスをリリースする予定となっている。詳細は改めて発表するが、この機能により、スタートアップが自社のプレスリリースをTechCrunch Japanの読者に対して広く発信できるほか、スタートアップのビジネス概要などの企業データ、TechCrunch Japanの編集記事、そして上記のプレスリリースなどの情報が集約された「カンパニーページ」の提供などを予定している。

TC HUBへの参加は無料だが、招待制で以下の参加資格を設けている。

  • 過去にTechCrunch Japanへの記事掲載実績のある、もしくは掲載の予定が決まっているスタートアップ
  • TechCrunch Japanが主催する「TechCrunch Tokyo」や「Startup Battle」など各イベントへの登壇実績のあるスタートアップ

上記の参加資格を満たし、TC HUBへの参加を希望するスタートアップは以下のフォームから申し込み手続きをしていただきたい。たくさんのご応募をお待ちしている。

TC HUB、参加申し込みフォーム

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。