「あつまれ どうぶつの森」11月5日に大型アップデート及び「ハッピーホームパラダイス」DLC配信決定

任天堂は、「Animal Crossing: New Horizons(あつまれ どうぶつの森)」の大型アップデートを11月5日に実施すると発表した。

アップデートには、「Brewster(マスター)」「Kapp’n(かっぺい)」「Harriet(カットリーヌ)」といった過去のキャラクターの登場、農園や料理のDIYレシピ、新しい家具アイテム、さらには同日に24.99ドル(日本では税込み2500円)で配信される有料DLC「ハッピーホームパラダイス」が含まれる。

また、任天堂は以前、コーヒーを淹れるハト(不思議なことにオンドリではない)のマスターが「あつまれ」に登場すると予告していた。過去の作品で、マスターは「The Roost(ハトの巣)」いう喫茶店を経営していた。任天堂は10月15日、詳細な情報を公開し、プレイヤーが他の島の友達と一緒に1杯200ベルでコーヒーを飲むことができることを紹介した。amiiboカードを持っていれば、キャラクターを呼んで一緒にコーヒーを飲むことができる。持っていない場合は、11月5日に次の「どうぶつの森」amiiboパック(6枚入り5.99ドル)を購入することができる(日本では11月5日に「どうぶつの森amiiboカード 第5弾」が3枚入り税込み330円で発売予定)。

画像クレジット:Nintendo

かっぺいは「あつまれ どうぶつの森」にも登場する。あなたをボートに乗せ、そしてかっぺいが舟歌を歌いながら、不思議な新しい島を訪れる。その島には、あなたが住んでいる島とは異なる植物、季節、1日の時間があるかもしれない。Nook Miles Ticket(たぬきちのマイル旅行券)を使って外国の果物を探すようなもので、何かがあるに違いない。

一方、Harv(パニエル)の島では、カットリーヌが滞在している。このピンクのプードルは、過去の「どうぶつの森」ではショップ「Shampoodle(スピーディ)」を経営していたが、「あつまれ」では、プレイヤーに新しいヘアスタイルを教えてくれる。今回のアップデートで、プレイヤーはパニエルとカットリーヌが様々なお店が集まる広場を作るのを手伝うことができ、Sahara(ローラン)やKicks(シャンク)といった訪問者がモノを売りに来ることができる。また、占い猫のKatrina(ハッケミィ)も「あつまれ」に登場する。

今回のアップデートでは、プレイヤーから要望が多かった生活の質の向上がいくつか実現する。島の条例を制定することができるようになり、プレイヤーはIsabelle(イザベル)に話しかけ、村人が最も活動的になる時間帯を変えられる。現実世界で特定の時間帯にしかプレイできないゲーマーにとっては便利な機能だ。

一方、皆が大好きな資本主義者のたぬき、Tom Nook(たぬきち)は、より多くの倉庫を作り、家の中にアイテムを従来の2400個から5000個まで収納できるようになる。また、自分の島には、橋と坂道がそれぞれ8個から10個に増え、崖に登るのに便利なはしごも用意されている。

他にも、収納やATMなどの新しいアイテムにより、島のどこにいても家の収納やベル、たぬきマイレージを簡単に利用できるようになる。たぬきちから「もようがえPROライセンス」を取得すると手に入る照明や天井の装飾など、タヌキ商店に登場する新しいアイテムの支払いにもATMが必要になる。

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「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」で料理が大好きになった皆さん、お待たせしました。「スターデューバレー」のように、島で野菜を育て、DIYレシピを使って島の仲間たちに美味しい料理を振る舞うことができる。自生している果物以外のものも採れる。

今回のアップデートでは、島にハニワを植えたり掘ったりできるようになるが、これは食べないほうがいいだろう。また、Judy(みすず)のためにミネストローネスープを作っている間に、KK Slider(とたけけ)の最新ヒット曲を聴くことができる。また、ゲーム中に絵になる瞬間に出会ったら、アップデートされたゲーム内カメラアプリを使って、キャラクターの目線で写真を撮ることができる。「さんきゃくカメラ」を使えば、キャラクターも一緒に写すことができる。

また、新しいアップデートに追われて体が硬くなってしまった場合は、広場で住民たちと一緒にグループストレッチを行うことができる。これはジョイコンのモーションコントロールと連動しているが、ボタンを押してストレッチをすることも可能だ。

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今回のアップデートは「あつまれ どうぶつの森」の最後の無料コンテンツとなる。キーワードは「無料」だ。

また、任天堂は本日、「あつまれ」のDLC、「ハッピーホームパラダイス」を発表した。価格は24.99ドル(日本では税込み2500円)だが、9月に予告されていたNintendo Switch Online+追加パック(Nintendo 64やSEGAのクラシックゲームへのアクセスを提供する新しいオンラインメンバーシップ)の一部としても提供される。

本日の「どうぶつの森」の発表で、Nintendo Switch Online+追加パックの料金は、個人向け年間メンバーシップが49.99ドル(日本では個人プランが12カ月4900円)、ファミリー向け年間メンバーシップが79.99ドル(同ファミリープランが12カ月8900円)であることが明らかになった。任天堂の既存の個人向けオンラインプランは、年間19.99ドル(日本では個人プランが12カ月2400円)、ファミリー向けプランは年間34.99ドル(同12カ月4500円)だ。

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このDLCでは、近くの諸島で、住民たちのために別荘をデザインすることができる(そう、任天堂にお金を払って仕事をするふりをするのが「どうぶつの森」流)。カウンターの高さを変えたり、部屋に仕切り壁を設置したり、家具を磨いて新しい効果を追加したり、照明をカスタマイズしたり、新しいデザインの技術を学ぶことができる。ありがたいことに、あなたのキャラクターは労働の対価として通貨「ポキ」で報酬を得られ(この点に関して、たぬきちは必ずしも良いやつだとは言えない)、それを交換してDLC限定の家具を買うことができる。また、DLCのデザイン手法を自分の島に適用したり、十分な専門知識を身につけたりすると、住民の家を改造することもできる。

「あつまれ どうぶつの森」は2020年3月にNintendo Switch向けにデビューした。ちょうどアメリカが初めてコロナウイルスによるロックダウンに向かう時期だった。この牧歌的なソーシャルシミュレーションゲームは、Nintendo Switchの中で2番目に良く売れたゲームとなり、孤立した時代に世界中の人々がつながるきっかけとなった。

大成功を収めたにもかかわらず、任天堂は発売以来、海への素潜りを除き、ほとんどゲームを更新してこなかった。ある所まで到達すると、5つ星の島を手に入れてもできることは限られ、毎日ログインすることが億劫になってしまう。

本日の発表は、任天堂が私たちをバーチャルな島に連れ戻すチャンスでもある。島では、擬人化された動物の友達が寂しがっているし、ピクセル単位の家の中のゴキブリを駆除する必要もあるのだ。

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(文:Amanda Silberling、翻訳:Nariko Mizoguchi

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TechCrunch Japan

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