「いいね!」ちゃうで「ええやん!」やで、Facebookの関西弁設定が来たで、コレ

著名人の誰それとコラボとかキャンペーンだとか、特別機能公開!といった企業PR系の「新施策」に関するお知らせメールは0.5秒でゴミ箱に捨てるぼくなのだけど、ゴメン、これだけは取り上げたい。生まれも育ちも大阪のぼくとしては、Facebookのこの新機能に反応せざるを得ない。

今朝、Facebookにアクセスしたら、いきなり、こう言われた。「日本語(関西弁)の準備ができたで。言語設定を変えてみてや」と画面のトップで言ってくるので、思わず「よっしゃ」ボタンを押したわけである。

その結果が以下のような画面だ。

「いいね!」が「ええやん!」になり、「コメントする」が「つっこむ」、そしてシェアが「わけわけ」になり、検索ボックスには「友達、スポット等を検索せえへん?」と表示されている。河内弁(ダウンタウンの言葉)ネイティブのぼくには、「わけわけ」というのが関西弁というよりも、担当者がひねり出した苦肉の策にしか思えないが、全体的にめっちゃ関西弁になってて、ええ感じちゃうかなと思う。

これはFacebookが今日公開したブラウザ版の新言語設定だ。ブラウザ経由のアクセスであれば、モバイルでも表示される。Facebookは、ここのところ「日本向け」の新機能を連発している。9月29日には投稿のコメント欄でスタンプが利用可能になっているし、10月2日にはプロフィール写真付きマイQRコードをスマートフォン向けに提供開始したりしている。

ちなみに、Facebookは、これまでもにもいろんな国や地域の言語以外に、「English (Upside Down)」(英語、逆さま)や「English (Pirate)」(海賊バージョン)と言ったジョークのような設定を公開している。関西弁をジョークと捉えるかは受け取り手の考え方次第だが、Facebook PRチームの日高久美子氏は「今後は言語の1つとして提供させていただきます!」と話しているので、関西弁は独立した言語として今後も英語や日本語と並んで継続的に提供されるようだ。

メッセンジャーを独立アプリとする施策にしろ、Snapchat対抗のSlingshotで迷走感のある施策をするにしろ、本国米国やグローバル市場ではメッセンジャー戦争が過熱する中でFacebookは若者へのアピールを続けている。「日本向け施策」を次々と打ち出すのも、LINEが強すぎる日本市場でプレゼンスを上げる施策の1つという冷めた見方もありそうだ。


投稿者:

TechCrunch Japan

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