Facebookは10月16日、パートナー企業向けのイベントを東京・六本木で開催した。イベントでは、6年ぶりの来日となる創業者兼CEOのマーク・ザッカーバーグがサプライズゲストとして登場。対談相手となった副社長のハビエル・オリバンに「Facebookは過去にいろんな過ちを犯してきたが、どれが一番悔やまれる?」と水を向けられたザッカーバーグは、「そうですね」と苦笑いしてしばしの沈黙の後、こう語った。
「モバイル移行が遅すぎたことかな。それは日本で実感した。多くの日本人はFacebookをモバイル経由で使っている。それを考えると、モバイルへの移行が遅れたことを実感する。会社というのは、よく使われているプラットフォームに依存してしまい、新しいことに挑戦しない罠にハマりがち。過ちに気づいたのは2011年から2012年。新しいことに目を向けようと、モバイルに注力することになった。」
実際、FacebookはHTML5を活かしたWebブラウザベースのUIから、モバイル向けのネイティブアプリに移行し、その後もニュース・タイムライン閲覧アプリの「Paper」をリリースしたり、メッセンジャーアプリをFacebook本体から切り出した別アプリとするなど、モバイルへの取り組みを続けている。