「Fin」は、手のひらをインターフェースに変えるBluetooth指輪

スマートグラス! スマートウォッチ! スマート・・・リング?

テク業界人の多くが、ウエアラブルが次世代コンピューティングの主役であることに合意しているが、本当の答を導いた者はいない。われらギークがGoogle GlassやPebbleウォッチについて喜んで話している一方で、メインストリームに打って出て少しでも普及したといえるウエアラブルは未だにない。

RHL Vision。今日(米国時間1/8)のTechCrunch CESハードウェアバトルを戦ったこの会社は、自分たちが答を知っていると思っている。あなたの指をボタンに変えるBluetoothリングだ。

しくみはこうだ。親指にはめた小さなリングに光学センサーを埋め込むことによって、Finはあなたの手のスワイプやタップを検出できる。ジェスチャーを検出すると、接続されたデバイスにその命令を送り込む。相手はスマートフォンでもテレビでも他のウエアラブル機器でもいい。

例えば、親指を人差し指に沿って下にスワイプすれば、スマートフォンの音量を下げられる。元に戻したい時は、同じ指を逆向きになぞればいい。今の曲を飛ばしたい? 親指で反対の手のひらをスワイプしよう。

今後のバージョンでは、バイオメトリクスを使って各指の関節を識別したいと彼らは考えている。それによって、関節ごとに異なる動作を割り当て、実質的に手の各部分を様々なボタンに変えることができる。

下の写真は、実際の生産に入った時にはこんな外観にしたい、という彼らの願望を示しているが、ステージで見せた現在のプロトタイプ(上の写真)は少々・・・大げさだった。彼らはフレキシブル回路(Jawbone Upを想像してほしい)を使ってデザインを圧縮し、親指に巻きつけられるようにする計画だが、今のプロトタイプは、機能を果たすために通常のプリント基板と市販のセンサーを使用している。小さくも美しくもないが、コンセプトを証明する仕事は十分こなす。

チームは今晩indiegogoでキャンペーンを開始する予定だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


投稿者:

TechCrunch Japan

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