家庭用のWi-Fiネットワーク拡張器の業界は、すごく混み合ってきた、しかも急速に。最初はEeroとLumaに二強が戦っていたが、秋にはGoogleが割り込んできた。どの製品もお互いにどこかが違っていて、一方家庭用ワイヤレスネットワークも違いが多様、問題へのソリューションも各社ごとに違っている。
新人のPlumeもやはり、自分は違うぞ、という形で市場に乗り込んできた。家の広いユーザーは、複数の製品を使い分けながら自分の家のWi-Fi全体をカバーできるだろう。Plumeのポッド(pod)、コンセントに差し込む小さな容器のような製品は、まず69ドルという値段が魅力だ。しかも3個セットなら179ドル、6つなら329ドルだ。発表されたのは夏だが、今では同社のサイトで買える。
Plumeの第二の魅力は、何一つテーブルの上を占領しない、という点。だから、コードもない。壁(など)のコンセントを一つ占領するだけだ。ただしEthernetポートがあるから、有線にも対応、ただしこれはデザイン的には妥協のようだ。セットアップは2分で終わる、と言っているが、ほんとなら家庭のネットワーキングもずいぶん楽になるね。
このデバイスは信号の強さをたえずモニタして、それに合わせて強度を調整する。そこで、“適応型Wi-Fi”を自称している*。同社が提供しているアプリを使うと、ゲストネットワークをセットアップしたり、ワイヤレスのスピードと到達範囲の診断をする。〔*: “世界初の、自分で自分を最適化するWi-Fi”、と言っている〕。