もしスティーブン・スピルバーグが一体どのようにReady Player OneのディストピアとVR中心の世界を描き出したのかに興味があるのなら、その最初の片鱗を上の予告編(San Diego Comic Conで公開されたバージョン)の中に垣間見ることができる。
この映画は、アーネスト・クラインの小説に基づいた作品だ(原題同じ、小説邦訳のタイトルは「ゲームウォーズ」)。この本はVRとゲームを描いた最高のフィクションだと何度も周りに勧められていた(申し訳ない、まだ読めていない!)。
ストーリーの主な要素の1つは、OASISという仮想世界だ。予告編の中に見るOASISは際立って視覚的特徴を持つものではないかもしれないが、とても楽しく派手な内容のように見える。あらゆるポップカルチャーのごった煮だ。
私はまた、途中登場した売り文句に何度か笑わされた、映画の予告編としてはありがちだとしても、随分大げさな煽りだったからだ。スピルバーグは受賞歴のある監督というだけでなく「映画を根本的に変革する者」(cinematic game-changer)だそうだ。そして、Ready Player Oneは単なる人気作ではなく「ポップカルチャーの聖杯」(holy grail of pop culture)だそうである。
ハリウッドレポーターによると、スピルバーグはComic Conでこの映画について、「私が熱心に関わっていた80年代と、私たちが好むか否かに関わらず、私たちを待ち受けている未来の間を、フラッシュバックしながら同時に描き出して行くのが素晴らしい」と語った。
ともあれ、判断は留保中ではあるが、期待はしている。なにしろスピルバークだ。The Matrixは別格として、VR映画の難易度はかなり下がっている。
Ready Player Oneは主役のウェイド・ワッツをタイ・シェリダンが務め、脚本はクラインとザック・ペンによるものだ。2018年3月30日に公開予定である。
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(翻訳:Sako)