さまざまな産業に適応するロボットを開発するスタンフォード発のRIOSが5億円超を調達

米国サンフランシスコ・ベイエリアのロボティクスのスタートアップであるRIOSは米国時間6月29日、ステルス状態を脱して500万ドル(約5億3700万円)の資金調達を発表した。そのラウンドをリードしたのはValley Capital PartnersとMorpheus Venturesで、参加した投資家はGrit Ventures、Motus Ventures、MicroVentures、Alumni Ventures Group、Fuji Corporation、NGK Spark Plug Coなどとても多い。

ちょうどいまは、工場の自動化への関心が再び高まっている時代だ。最近ではさまざまなスタートアップが大量の資金を獲得している。例えば1月には、Berkshire Greyが2億6300万ドル(約282億7600万円)の巨額を調達した。それに比べればRIOSの調達額は小さいが、まだまだこれからの若い企業だ。

それでも、グローバルなパンデミックの最中で多くの産業が停滞し、ウイルスを媒介する人間という要素のない生産工程が求められている中で、オートメーションへの投資家の関心も大きく膨らんでいる。

RIOSは2018年に創業したスタンフォード大学からのスピンアウトだが、Xerox PARCの技術者が多く関与している。過去1年半ほどステルスで過ごした同社は、その間パートナーの企業グループとともに技術のテストを進めていた。

同社の最初の製品であるDX-1は、さまざまな産業のさまざまなタスクを狙っている。その中には、製品の箱詰めやコンベアベルトの操作もあるだろう。そのシステムは同社のAIスタックで動き、その中には感知システムやロボットの手に装着したさまざまな触覚センサーもある。

料金は月額固定料金制を予定しており、提供されるサービスはプログラミングやメンテナンス、モニタリング、定期的アップデートなど実にさまざまだ。

画像クレジット: RIOS

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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