Nissanの新しいLeafは、全電動乗用車のパイオニアのひとつと言える車の改訂バージョンだ。新モデルの航続距離はEPA(米国基準表示)推定150マイル(240 km)と、前モデルの107マイルを大きく上回っている(Chevrolet Boltなどの近代EVと比べるとやや劣る)。
【日本語版注:日本国内基準による航続距離は400 km】
Nissanにとっては初めての「EV」ファースト〈ではない〉位置づけの車だ。これはほかと変わらない単なる車であり、たまたま駆動系が完全電動であるということだ。同社はこの車のルック&フィールも再考し、前モデルの丸みを帯びた形状から、一般的も魅力あるデザインへと変えている。
室内は広々としていて、日々の利用に十分な荷物と乗客のスペースが確保されている。バッテリーの充電も速くなり、240 V電源を使用すれば1時間の充電で最大22マイル(35 km)の走行が可能だ。
Nissanは、Android Auto、CarPlayなど高度なテクノロジーも数多く導入した。ProPILOT Assitも装備しており、これはNissanが米国で初めて提供する運転支援機能で、定速走行、車線維持、さらには高速運転時の緊急停止機能もある。
Nissanは、Leaf-to-Homeパワーシステムも売り込んでいる。これも米国では初めて提供されるもので、車から家庭用電源を取り出すことにより、 バッテリーを停電時の予備電源として使用できる。
米国でのベースモデルの価格は2万9990ドルからで、2018年のLeafは2017年より少し安い。様々な改善点を考えれば魅力的だ。新型Leafは間違いなく人を引き付ける車であり、以前のモデルと比べてずっと実用性をアピールしている。残る問題は、NissanがLeafをメインストリームに押し上げるだけの魅力ある車にできるかどうかだ。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )