すべてのクラウドファンディングサイト~プロジェクトを横断的にまとめて分類評価するBackerJack

クラウドファンディングは今や大はやりだから、それ専用のブログがそろそろあってもよい。アナリストのRoss RubinがBackerJackを作ったのも、それがねらいだ。クールなクラウドファンディングプロジェクトをあちこちから集めて、分類して、評価しながら紹介することを目的とするサイトだ。Engadgetと本誌TechCrunchのコラムニストでもあるRubinは、Reticle Researchでテクノロジとモバイル方面を担当しているが、彼が本当にやりたいのは、インターネットの上でランダムに選んだ誰かに200ドルを送って、彼/彼女がスマートウォッチを送り返してくれるのを待つことだ。

BackerJackのサイトはまだよちよち歩きだが、彼はすでにかなりの数のクールなプロジェクトを調べ上げ、それらを紹介する記事を執筆中だ。テクノロジについて書くことではベテランの域だから、記事に関しては不安はない。

今回はRossに、ちょっとしたインタビューを試みた。彼のサイトについていろいろ聞くためだが、サイトの名前が、子ども向けの本に出てくる突然変異したスズメバチの名前にそっくりである理由も聞きたいと思った。


TC: なぜこのサイトを始めたのか?

Ross Rubin: ぼくはアナリストとして、イノベーションが製品化されて市場に出る過程に関心があった。クラウドファンドされるプロジェクトを紹介している優れたサイトは多いけど、どれもプロジェクトを個別に扱っているから、目的や性格が共通する複数のプロジェクトを一望することができない。それを、BackerJackでやろうと思ったんだ。

TC: クラウドファンディングに興味を持つ理由は?

RR: いや、クラウドファンディングそのものではないね。今クラウドファンディングは、チャリティーや社会的活動や芸術表現や起業目的など、いろんな目的に利用されている。でもBackerJackが着目するのは、クラウドファンディングと製品開発との関わり方だ。今あるクラウドファンディングサイトは、もっぱら資金募集が中心だが、ぼくのサイトのミッションはコンセプトから購入と使用に至るまでの全過程をカバーすることだ。

TC: 名前の響きがTracker Jackerに似ているね。きみが主人公のKatnissなの?


RR: その映画は見てないけど、たぶんCracker Jack(蜜塗りポップコーン)の大箱を持って見るべき映画だろうね。あのキャラメルをコーティングしたポップコーンとピーナッツは、Frito-Layの登録商標だけど。

TC: どんなクラウドファンディングプロジェクトが好き?

RR: Mytroよりもさらにマイナーなロングテイルだね。でも今ぼくがこのインタビューでタイプしているのは、iPad用キーボードBrydgeなんだ。Oonaでクラウドファンドされたやつ。ぼくがクラウドファンディングに関心を持ったきっかけは、Sam Gordonだ。すごく野心的という点では、Scanaduだな。まるでSFだよ、あれは。

TC: これまでいくつぐらいのプロジェクトに投資した?

RR: 200はゆうに越えてるね。はるばる中国まで行って、連中とビールを飲む、というレベルには達してないけどね。

TC: きみのクラウドファンディングブログをクラウドファンドしてもらうつもりはないの?

RR: それは考えたけど、無料のブログサイトでは投資した人たちへのお返しが難しい。コーヒーテーブルのプロジェクトならコーヒーテーブルに関する本をプレゼンとすればよいかもしれない。ぼくのBackerJackも、今後の機能や拡張次第では、クラウドファンディング向きになると思うけどね。

〔訳注: BackerJackのbackerとは、クラウドファンディングプロジェクトに資金を出す人、支援者、の意味。英語の普通名詞だから、どんな英和辞典にも載っているでしょう。〕

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


すべてのクラウドファンディングサイト~プロジェクトを横断的にまとめて分類評価するBackerJack

クラウドファンディングは今や大はやりだから、それ専用のブログがそろそろあってもよい。アナリストのRoss RubinがBackerJackを作ったのも、それがねらいだ。クールなクラウドファンディングプロジェクトをあちこちから集めて、分類して、評価しながら紹介することを目的とするサイトだ。Engadgetと本誌TechCrunchのコラムニストでもあるRubinは、Reticle Researchでテクノロジとモバイル方面を担当しているが、彼が本当にやりたいのは、インターネットの上でランダムに選んだ誰かに200ドルを送って、彼/彼女がスマートウォッチを送り返してくれるのを待つことだ。

BackerJackのサイトはまだよちよち歩きだが、彼はすでにかなりの数のクールなプロジェクトを調べ上げ、それらを紹介する記事を執筆中だ。テクノロジについて書くことではベテランの域だから、記事に関しては不安はない。

今回はRossに、ちょっとしたインタビューを試みた。彼のサイトについていろいろ聞くためだが、サイトの名前が、子ども向けの本に出てくる突然変異したスズメバチの名前にそっくりである理由も聞きたいと思った。


TC: なぜこのサイトを始めたのか?

Ross Rubin: ぼくはアナリストとして、イノベーションが製品化されて市場に出る過程に関心があった。クラウドファンドされるプロジェクトを紹介している優れたサイトは多いけど、どれもプロジェクトを個別に扱っているから、目的や性格が共通する複数のプロジェクトを一望することができない。それを、BackerJackでやろうと思ったんだ。

TC: クラウドファンディングに興味を持つ理由は?

RR: いや、クラウドファンディングそのものではないね。今クラウドファンディングは、チャリティーや社会的活動や芸術表現や起業目的など、いろんな目的に利用されている。でもBackerJackが着目するのは、クラウドファンディングと製品開発との関わり方だ。今あるクラウドファンディングサイトは、もっぱら資金募集が中心だが、ぼくのサイトのミッションはコンセプトから購入と使用に至るまでの全過程をカバーすることだ。

TC: 名前の響きがTracker Jackerに似ているね。きみが主人公のKatnissなの?


RR: その映画は見てないけど、たぶんCracker Jack(蜜塗りポップコーン)の大箱を持って見るべき映画だろうね。あのキャラメルをコーティングしたポップコーンとピーナッツは、Frito-Layの登録商標だけど。

TC: どんなクラウドファンディングプロジェクトが好き?

RR: Mytroよりもさらにマイナーなロングテイルだね。でも今ぼくがこのインタビューでタイプしているのは、iPad用キーボードBrydgeなんだ。Oonaでクラウドファンドされたやつ。ぼくがクラウドファンディングに関心を持ったきっかけは、Sam Gordonだ。すごく野心的という点では、Scanaduだな。まるでSFだよ、あれは。

TC: これまでいくつぐらいのプロジェクトに投資した?

RR: 200はゆうに越えてるね。はるばる中国まで行って、連中とビールを飲む、というレベルには達してないけどね。

TC: きみのクラウドファンディングブログをクラウドファンドしてもらうつもりはないの?

RR: それは考えたけど、無料のブログサイトでは投資した人たちへのお返しが難しい。コーヒーテーブルのプロジェクトならコーヒーテーブルに関する本をプレゼンとすればよいかもしれない。ぼくのBackerJackも、今後の機能や拡張次第では、クラウドファンディング向きになると思うけどね。

〔訳注: BackerJackのbackerとは、クラウドファンディングプロジェクトに資金を出す人、支援者、の意味。英語の普通名詞だから、どんな英和辞典にも載っているでしょう。〕

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))