アストラが1台で約20種類のフルーツに対応する業務用皮むき機「FAP-1001 匠助」を中国で販売開始

アストラがフルーツの業務用皮むき機「FAP-1001 匠助」を中国で販売開始

農業用加工機器の開発・製造・販売を行うアストラは10月24日、フルーツの高速皮むき機「FAP-1001 匠助」(しょうすけ)を、11月に上海で開催される果物の展示会「万果风云会」に出展し、中国での販売を開始すると発表した。

FAP-1001 匠助は、高い皮むきのクオリティー、操作が簡単、1台で約20種類の果物に対応、既存の設備に組み込みやすいデザイン、高い耐久性といった特徴を持つ。

通常の皮むき機は、ユニットタイプと呼ばれる丸い刃で果物を筋状に剥いてゆく。その際、実の部分も少々えぐり取られることがあり、向き上がった形状はデコボコになる。それに対して「匠助」は、ピーラーを使っているため、向き上がりが滑らかで果汁の漏れも少ない。剥く皮の厚みも調整できる。

皮むきの速度も速く、リンゴなら1時間で約1200個処理できる。対応する果物は、リンゴ、梨、キウイ、レモン、オレンジ、グレープフルーツ、柿、桃、洋梨などの果物の他、タマネギ、ジャガイモ、カブも含まれる。オプションの部品を装着すれば、柚子やビーツも剥ける。ステンレス製なので、低温や水気の多い環境でも使用でき、8時間以上の連続運転が可能となっている。

果物の主要産地である福島県と長野県に拠点を置き地域貢献を行うアストラは、同時に、日本の他にも、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの大手食品加工場やスーパーに導入されるなど世界30カ国への販売実績があり、海外にも視野を広げているとのことだ。

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TechCrunch Japan

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