アップルは日本時間8月5日の未明に、27インチiMacの新モデルを発表した。すでにオンラインのアップルストアでは注文可能になっており、価格は税別19万4800円から。本稿執筆時点ではCTOなしの1部のモデルは2020年8月7日に出荷される。
プロセッサーが第10世Coreに進化し、ストレージは標準搭載でSSDなった。ちなみにこれまでのiMacは、HDDとSSDを組み合わせた独自のFusion Driveを標準搭載されてきた。ディスプレイには、同社の超高価格・高機能ディスプレイであるPro Display XDRに採用されているNano-textureガラスがオプションで用意される。同ガラスにより映り込みの軽減が期待できる。
標準構成は以下の3モデル。CTOでカスタマイズしてもWindowsマシンに比べるとグラフィック性能は劣り、おおむね中上位クラスとなる。
下位モデル
CPU:第10世代Intel Core i5(3.1GHz/最大4.5GHz、6コア)
メモリ:8GB(2666MHz DDR4メモリ)
ストレージ:256GB(SSD)
グラフィック:Radeon Pro 5300(4GB GDDR6メモリ)
主な拡張ポート:Thunderbolt 3ポート x 2、ギガビットイーサネット×1
ディスプレイ:5120×2880解像度のRetina 5K P3ディスプレイ(True Tone搭載)
税別価格:19万4800円
中位モデル
CPU:第10世代Intel Core i5(3.3GHz/最大4.8GHz、6コア)
メモリ::8GB(2666MHz DDR4メモリ)
ストレージ:512GB(SSD)
グラフィック:Radeon Pro 5300(4GB GDDR6メモリ)
主な拡張ポート:Thunderbolt 3ポート x 2、ギガビットイーサネット×1
ディスプレイ:5120×2880解像度のRetina 5K P3ディスプレイ(True Tone搭載)
入力デバイス:Magic Keyboard(日本語JIS)、Magic Mouse 2
税別価格:21万6800円
上位モデル
CPU:第10世代Intel Core i7(3.8GHz/最大5.0GHz、8コア)
メモリ:8GB(2666MHz DDR4メモリ)
ストレージ:512GB(SSD)
グラフィック:Radeon Pro 5500 XT(8GB GDDR6メモリ)
主な拡張ポート:Thunderbolt 3ポート x 2、ギガビットイーサネット×1
ディスプレイ:5120×2880解像度のRetina 5K P3ディスプレイ(True Tone搭載)
入力デバイス:Magic Keyboard(日本語JIS)、Magic Mouse 2
税別価格:24万9800円
全モデルとも、メモリはすべて注文時に最大128GBに変更可能だが、ユーザーによる後付け増設はできないので注意。また、プラス5万円でディスプレイをNano-textureガラスに変更可能だ。そのほか、ギガビットイーサネットをプラス1万円で10ギガビットイーサネットに変更できる。
付属の入力デバイスは、Magic Keyboard(日本語、JIS)とMagic Mouse 2だが、テンキー付キーボード(プラス3000円)や他言語配列のキーボード、Magic Mouse 2からMagic Trackpad 2への変更(プラス5000円)、Magic Mouse 2とMagic Trackpad 2のセット(プラス7800円)も選べる。
入力デバイスを含む上位モデルのハードウェア構成を最高価格のものにすると総額は以下のとおり。税別91万5600円なので、消費税込みだと100万7160円となる。
最上位モデル
CPU:第10世代Intel Core i9(3.6GHz/最大5.0GHz、10コア)
メモリ::128GB(2666MHz DDR4メモリ)
ストレージ:8TB(SSD)
グラフィック:Radeon Pro 5700 XT(16GB GDDR6メモリ)
主な拡張ポート:Thunderbolt 3ポート x 2、10ギガビットEthernet×1
ディスプレイ:5120×2880解像度のRetina 5K P3ディスプレイ(True Tone搭載、Nano-textureガラス搭載)
入力デバイス:Magic Keyboard(テンキー付き、日本語JIS)、Magic Mouse 2、Magic Trackpad 2
税別価格:91万5600円
なお、21.5インチモデルのスペック変更はなく、CPUは第7世代、第8世代のCoreシリーズ、グラフィックは内蔵グラフィックス、Radeon Pro 555Xもしくは560Xと全体的なアーキテクチャが古い。