アナリストのMing-Chi Kuo(ミン・チー・クオ)氏がApple(アップル)の製品計画について新しいレポートを発行したことを、9to5macが報じた。同社は31.6インチの外付けディスプレイを開発中で解像度は6K。Mac Proとは特に相性がいいという。
Appleはかつて外付けディスプレイを販売していたが、2016年を最後に中止された。最終モデルとなった27インチApple Thunderboltディスプレイはアルミニウム筐体のLEDバックライト付き液晶ディスプレイだった。2560 x 1440ドットという解像度は27インチ5K iMacの4分の1だった。また、結局Thunderbolt 3には対応しなかった。
AppleがTechCrunchにMac Proの開発について話した時、同社は新しい外付けディスプレイを出すことを伝えていた。「我々がモジュラーシステムのためのディスプレイを開発中であることをみなさんに知ってもらいたい」とAppleのワールドワイド・マーケティング担当のSVP(シニアバイスプレジデント)、Phil Schiller(フィル・シラー)氏がTechCrunchのMatthew Panzarino(マシュー・パンツァリーノ)編集長に当時話していた。
クオ氏のレポートによると、この新ディスプレイは比較的早く発売されそうだ。Appleは今年の第2あるいは第3四半期に同製品を発売する計画だ。6月3日のWWDCでアナウンスがあっても不思議ではない。
新しいiPadとMacBook Proのモデルについてクオ氏は、AppleがミニLEDテクノロジーを使用して色域、コントラスト比などを改善すると見ている。この新技術ではバッテリー性能についても従来のLEDディスプレイよりも改善されるはずだ。
ミニLEDディスプレイを使用した一連の新しい機器は2020年末から2021年前半にかけて市場に登場すると思われる。Appleがそれ以前にMacBook Proを改訂する計画を持っているかどうかは不明だ。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi / facebook )