アップルは、12インチMacBook、13インチMacBook Air、13/15インチMacBook Proが搭載するキーボードの不具合を無償修理する「MacBook、MacBook Air、MacBook Pro キーボード修理プログラム」を発表した。
対象となるのは、文字が勝手に反復入力される、文字が表示されない。押したキーがスムーズに跳ね返ってこない、キーを押した時の反応が一定しない、といった問題が発生しているモデル。製造ロット単位の不具合ではなく製造上の問題のため、シリアル番号などでは該当機種かどうかは確認できない。
不具合を感じた場合は、アップル直営店のジーニアスバー、もしくはアップルの正規サービスプロバイダーへ持ち込む必要がある。時間が惜しいといういう場合は、Appleリペアセンターへ配送する手もある。
対象のモデルは下記のとおりだ。
- 12インチMacBook
MacBook(Retina, 12-inch, Early 2015)
MacBook(Retina, 12-inch, Early 2016)
MacBook(Retina, 12-inch, 2017) - MacBook Air
MacBook Air(Retina, 13-inch, 2018) - 13インチMacBook Pro
MacBook Pro(13-inch, 2016, Two Thunderbolt 3 Ports)
MacBook Pro(13-inch, 2017, Two Thunderbolt 3 Ports)
MacBook Pro(13-inch, 2016, Four Thunderbolt 3 Ports)
MacBook Pro(13-inch, 2017, Four Thunderbolt 3 Ports)
MacBook Pro(13-inch, 2019, Four Thunderbolt 3 Ports) - 15インチMacBook Pro
MacBook Pro(15-inch, 2016)
MacBook Pro(15-inch, 2017)
MacBook Pro(13-inch, 2018, Four Thunderbolt 3 Ports)
MacBook Pro(15-inch, 2018)
MacBook Pro(15-inch, 2019)
なお、上記に該当するMacBookをすでに有償修理している場合は、アップルのサポートに連絡することで返金が受けられることがある。
そのほか、13インチのMacBook Proの一部で発生しているディスプレイの不具合を無償修理する「13 インチMacBook Pro ディスプレイバックライト修理プログラム」も発表されている。ディスプレイのバックライトが画面の底部に沿って明るい縦方向の領域を継続的または断続的に表示する、ディスプレイのバックライトがまったく機能しなくなる、という問題が発生している場合は本プログラムによって無償修理となる。
該当するモデルは、2016年10月から2018年2月までの間に販売された13インチMacBook Pro 13インチで、具体的には以下の2モデル。
- MacBook Pro(13-inch, 2016, Four Thunderbolt 3 Ports)
- MacBook Pro(13-inch, 2016, Two Thunderbolt 3 Ports)
こちらも、アップル直営店のジーニアスバー、もしくはアップルの正規サービスプロバイダーへ持ち込む必要がある。もちろん、Appleリペアセンターへ配送することもできる。同様の症状ですでに有償修理した場合は、アップルのサポートに連絡することで返金が受けられることがある。
ちなみに、私が使っているMacBook Air(Retina, 13-inch, 2018)では、いまのところ不具合は出ていない。とはいえ、最近のMacBookのキーボードは何度改良しても不具合がなくならない印象だ。薄さを追求したデザインと製造品質維持の両立が難しくなっているのではないか。