先週のWWDCステージで待望のMac Proの刷新を発表した時、Apple(アップル)はそのデスクトップPCのパワーを示すのに、プロ向けのソフトウェアを最良な方法として選んだ。そしてFinal Cutだけでなく、Logicにも焦点が当てられた。
米国時間6月13日、アップルはステージにて公開されたLogic Pro Xのアップデートを公開した。プロ向けの音楽制作ソフトとなる同ソフトウェアのバージョン10.4.5では、最大56のスレッド処理や最大1000のオーディオトラックとソフトウェア音源トラックをサポートする。
また、1000の補助チャンネルと1000の外部MIDIトラックも追加できる。アップルによれば、新バージョンでは前モデルのMac Proに比べて5倍のリアルタイムプラグインがソフトウェア上で処理できるという。
その他にも、小規模なアップデートがいくつもある。
- ループブラウザではループタイプをフィルターしたり、複数ループプロジェクトに同時にドラッグ&ドロップできる。
- 再設計されたDeEsser 2プラグインでは、オーディオトラックのシビランスをより低減するためのオプションが追加されている。
- MIDIのビートクロックはタイミングのオフセットやプラグインの遅延補正などの固有の設定とともに、個別ポートに送信できる。
バージョン10.4.5は200ドル(約2万2000円)にて公開されており、また既存ユーザーは無料でアップデートできる。一方、新型Mac Proの発売は秋まで待つことになる。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)