アナログ時代のコンサートビデオ1万本あまりをYouTube上のMusic Vaultサービスとして提供

YouTubeが新たに音楽サービスを立ち上げた、というわけではないけど、でもこれは音楽ファンにとっては、やはり良いニュースだ。Music Vaultという新しいサービスが、同社(Wolfgang’s Vault)がこれまでため込んだ13000本のライブビデオを、YouTubeから提供することにした。 それには、The Who、The Rolling Stones、Bob Dylan、The Grateful Dead、James Brown、Bruce Springsteen、それにインディーのDeer Tick、St. Vincent、Fleet Foxesなどのコンサートも含まれている〔元の音源はすべてアナログのビデオテープアーカイブ、デジタル化に際して音は完全にリマスタリングしている(意外と良い音)〕。

Music Vaultが数か月前にスタートしたときには1000足らずのビデオがあるだけだったが、今ではそれに12000が加わり、今後も増えると言っている。一部はコンサートの完全録画だが、ほとんどはコンサートから切り取った一曲だけのビデオだ。

このサービスは、週替りのプレイリストを提供する、と言っている。またYouTube向けの新しいビデオや、“本日のフィーチャービデオ”も提供する。DaytrotterPaste Magazineとの提携で、そのほかのビデオも提供していく。

“何千本ものビデオテープのデジタル化とミキシングとリマスタリングに2年間を要した。この膨大な宝物をYouTubeのみなさんと共有できることになって、とても誇らしく感じる”、とMusic VaultのコンテンツエディタBill Antonucciが言っている。

Music Vaultのオーナー企業はオンラインの音楽“思い出の品々”ストアWolfgang’s Vaultだ。同社のConcert Vaultでこれまですでに、有料会員制でさまざまな録画を提供していた。それがYouTube上のMusic Vaultサービスに変身したのは、広告収入の方が確実な収益源になる、と判断したからだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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