子ども向けのオンライン英会話サービス「GLOBAL CROWN(グローバルクラウン)」を提供するハグカムは2月4日、同サービスの新機能としてアプリから英語4技能(聞く、話す、読む、書く)の習得ができるカリキュラムの提供をスタートした。
GLOBAL CROWNは3〜12歳を主な対象としたオンライン英会話スクールだ。日本語も話せるバイリンガルの講師からマンツーマンで楽しく英会話を学べるのが特徴。自社でビデオチャット機能も内包したアプリを開発しているため、Skypeなどを別途インストールせずともGLOBAL CROWNのアプリをスマホやタブレットから開くだけでレッスンを受講できる。
各機能やデザインなどサービスの細かい設計は、ハグカム代表取締役の道村弥生氏が小さな子どもを持つお母さん世代にヒアリングを重ねる中で出てきたニーズを反映させたもの。リリース時にはすでに複数のオンライン英会話サービスが存在していたが、お母さんと子どもにとっての品質にフォーカスすることで高い継続率に繋がったというのは前回の記事で紹介した通りだ。
これまでのGLOBAL CROWNは「聞く・話す」に特化していたが、本日より「読む・書く」にも対象領域を広げることで、英語4技能のレッスンをアプリから手軽に受講できるようになる。ハグカムによると、アプリで英語4技能の習得ができるオンライン英会話サービスは日本初とのことだ。
GLOBAL CROWNのカリキュラムでは32段階のレベルで構成されていて、バイリンガル講師とのマンツーマンレッスンで「聞く・話す」の力を伸ばし、アプリ上の自習教材を用いて「読む・書く」のスキルを磨く。
教材では各レベルで習得すべき英単語が3択クイズ形式で学べるほか、レベル13以上では指定されたセンテンスのリーディングチェック機能も搭載。そのほか発音チェックや英単語のスペルチェック、英会話フレーズの並び替えによるライティングチェックなども備える。
ハグカムは2018年10月に旺文社ベンチャーズやポーラ・オルビスホールディングスから資金調達を実施。旺文社とは事業提携も結んでいる。今回は英語領域でのサービス拡大だが、ゆくゆくは算数や国語など別の科目や他のジャンルにも対応した「ライブ学習プラットフォーム」の構築を目指す計画だ。