アマゾンが室温調整機器スマートサーモスタットを発表、グーグルより安い約6700円

Amazon(アマゾン)は米国時間9月28日、新しいスマートサーモスタットの発表でハードウェアに関するビッグイベントを開始した。同社はこのデバイス製造でHoneywell(そしてResideo)と協業したが、製品はAmazonブランドを冠している(Ring、Blink、そしてAmazonが所有するその他のスマートホーム企業とは異なる)。スマートサーモスタットは60ドル(約6700円)だが、多くの家庭は参加リベートでかなりの割引を受けられる、と同社は話す。

既存のAmazon / Alexaホームエコシステムを利用することでユーザーがプログラミングを可能な限りしなくてもいいようにする、というのがこのデバイスの概念だ。つまり、Energy Starの省エネ電化製品のラベルが貼られたこのデバイスは、あなたが家を出るときやベッドに向かうときを把握して、「Hunch」機能を使って適切に室温を調整することができる。もしそれ以上にコントロールしたいのなら、ユーザーはコネクテッドAmazonデバイスから直接調整できる。

このスマートサーモスタットは大半の24V HVACシステムで利用できる、とAmazonはいう。Google(グーグル)のNestサーモスタットに挑戦しているようだ。しかし60ドルという価格はNestの提示価格200ドル(約2万2000円)よりもずいぶん安い。もちろん、外観はGoogleの製品には及ばないが、サーモスタット購入を検討している、機能するデバイスが欲しいだけの人は注目するだろう。

大きくてはっきりとした温度の数字、矢印のボタン以外にはほとんど何もなく、Amazonがシンプルさにフォーカスしていることがわかる。その他の部分はコネクテッドEchoデバイスが引き受ける。

画像クレジット:Amazon

原文へ

(文:Brian Heater、翻訳:Nariko Mizoguchi

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。