アメリカ初のBitcoin用ATMがテキサス州オースチンのバーに登場

これぞ、まさにアメリカ。これでわれわれも、カナダに負けなくなった。なぜかというと、Robocoinという企業が、テキサス州オースチンのバーHandleBarに、合衆国で初めてのBitcoin用ATMを置いたのだ。

そのATMはバーの中ではかなり目立つが、そのほかのATMとよく似ている。お金を入れてBitcoinを取り出す。または手持ちのBitcoinを自分の仮想ウォレットに収める。それだけだ。同社はすでにカナダのバンクーバーにATMを設置し、Bitcoinが違法とされているアジアにも輸出した。

オースチンのATMは2月20日木曜日午後2時に使えるようになるが、これは単なる手始めだ。

ファウンダのJordan Kelleyは曰く: “世界中、Robocoinだらけになるぞ! テキサスは最近来たばかりだが、すでにシアトルとワシントンとカナダのアルバータに売った”。

“オースチンはダウンタウンのバーだから、場所がいいね。カナダにはこれからもどんどん売るぞ。香港にも売ったが、ハードウェアの“入国審査”にこんなに手間取るとは思わなかったね”。

政府発行の身分証明書と生体認証データがあれば、Robocoinが信用してくれるので、Bitcoinを売ることもできる。それで納得できない神経質なユーザもいるだろうが、そのことはたぶん、織り込み済みだ。

“今、世界の各地にRobocoin ATMのネットワークができつつある。それによってBitcoinの利用が大衆レベルで安全で気軽なものになる。RobocoinはBitcoinの敷居をうんと低くして、日常的に普通の通貨として使えるようにする”、とKellyは言っている。

マシンは“銀行グレードの”ハードウェアとセキュアなネットワークで作られており、内部のコンピュータと現金も安全だ。そしてサーバは、インターネットからはアクセスできない。

ただしRobocoin ATMを自分の会社に置きたい人は、Money Transmitter License(MTL)やMoney Service Business(MSB)などの公的免許が必要だ。Kelleyは、Robocoinが主に置かれるのは、経営者が若くて、時代の先端を行くような新しいものを何でも歓迎するコーヒーハウスやヒスパニック系の食品酒類雑貨店だ、と想定している。

Kellyは、Robocoinの成長疑いなし、政府はいずれ味方になる、と楽観的だ。

“政府はわれわれを支持してくれるだろう。Bitcoinは、インターネットと同じく、今や否定できないものになりつつある。政府はこの新しい経済に適切なルールを設けて、Bitcoin関連企業を認知し支援するようになると思う”、とKellyは言う。

[画像提供: TheRealADM]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))