FacebookがWhatsAppを買収した190億ドルを、いろいろ比較してみた

つい先ほとFacebookはWhatsAppを買収したことを発表した。月間アクティブ4.5億人世界的メッセージングプラットフォームで買収金額は190億ドルだった。これは、2001年にHPがCompaqを250億ドルで買収して以来、最大級のIT系買収だ。

つまり、2011年の開業以来比較すれば貧弱ともいえる800万ドルを調達してきたWhatsAppが、今や200億ドル近い価値になったことを意味している。

古き良き日を思い出してほしい。あの誰もが仰天した10億ドルのInstagram買収や、LenovoがMotorola Mobilityを29億ドル買ったことを。

単純な時代だった。

190億ドルのいう金額は、われわれの頭で考えるにはあまりにも大きすぎるので、他のあきれるほど価値のある物、会社、人物と比較してみることにした。

友よ、お楽しみあれ。

190億ドルとは・・・

  • BlackBerryの時価総額の4倍
  • Fordの時価総額の約1/3
  • GroupOnの時価総額の2.8倍
  • Gapの時価総額とほぼ同じ
  • Sonyの時価総額よりやや多い(約10%)
  • Deltaの時価総額の約3/4
  • Mark Cuban、7.5人
  • HPの時価総額のほぼ正確に1/3
  • 原子力潜水艦2隻
  • Twitterの時価総額の62%
  • バージン・ギャラクティックの宇宙旅行7万6000回
  • Sprintの時価総額の約60%
  • Instagramの買収25回

上記の数値は以下のデータに基づいて計算した。買収金額は総額190億ドル相当。これには締結後従業員に与えられる制限付株式を含む。他社の時価総額はGoogle Financeの終値による ― 時間外取引は考慮せず。このようにしてわれわれは、比較対象の公正市場価値と今回の買収総額を比較した。

画像:Shutterstockの写真を元に構成

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。