フランスのスタートアップWildmokaは、ライブのイベントをやってる最中のビデオの制作や編集を助けてくれる。そんなWildmokaは、ライブのテレビ番組のハイライトをソーシャルネットワークで共有したい放送局などにとって、とくに便利だ。
同社は今日、Alven CapitalがリードするシリーズAのラウンドで800万ドルを調達した。前からの投資家Apicapも、参加した。
Wildmokaはスポーツやエンタテイメントなどさまざまな番組制作で使われている。ユーザー企業は、NBC Sports, NBC News, France Télévisions, Canal+, Fox, Orange, beIN Sportsなどなどだ。彼らはこのサービスを利用して複数のプラットホーム向けに同時にビデオクリップをカットして配給している。配給先は、ソーシャルネットワークのアカウント、Webサイト、モバイルアプリなどさまざまだ。
WildmokaはWebベースのプロダクトも作っているから、誰もがその機能を使える。同社は、ユーザー各社でソーシャルのチームとビデオのチームが別々であることが多いことを、よく知っている。ソーシャルのチームは通常、ビデオの技術を持っていないから、使いやすいツールを欲しがる。彼らはブラウザーの上でビデオクリップをカットし、そのサービスが開いたままの状態でクリップを共有できる。
Alven CapitalのパートナーRaffi Kamberは、ライブのビデオが機械学習を利用することに大きな機会がある、と考えている。そうなればビデオクリップの共有を、もっと自動化できるだろう。
Wildmokaを視聴者参加番組に利用しているユーザーもいる。たとえば何かのコンペのような番組では、出場者の友だちなどがモバイルアプリからビデオクリップを共有して、放送中の番組に対しコメントを言ったりできる。
Wildmokaはすでに5つの事業所があるが、今後は顧客ベースの拡大と製品の改良に注力したい、と言っている。とくに、顧客開拓に使うお金は、必ず見返りがある。