サンフランシスコのInflectは、企業が適切なコロケーションファシリティやネットワークサービス、エクスチェンジプロバイダーなどを見つけようとしているとき、それをより容易にしてくれるスタートアップだ。2か月前にローンチしたばかりの同社は今日(米国時間8/24)、そのデータベースに新たに30あまりのサービスプロバイダーと約2200のデータセンター、およびネットワーキングのピアリングロケーションを加えたことを発表した。新しいサービスプロバイダーには、CenturyLink, Cogent, Comcast, Equinix, Level 3, T5, Telstraなどこの業界のヘビー級のプレーヤーたちも含まれる。
ネットワーキングやコロケーションのプロバイダーの詳細情報や課金情報は、あまり簡単には得られない。データや通信の企業は、非常に古いタイプの営業過程を経て契約が決まることが多く、その過程は透明性が乏しい。シードで200万ドルを調達したInflectは、そういった過程を21世紀にふさわしいものにしたい、と考えている。同社はデータをプロバイダーやPeeringDBのデータベースから自分で集める。後者は、ネットワークのピアリング情報を得るためのデファクトスタンダードだ。InflectはPeeringDBのデータをもらい、それを同社独自の検証処理にかける。そして情報のどこをどう変えたかを、PeeringDBと共有する。
協同ファウンダーでCEOのMike Nguyenはこう語る: “ここまで数週間のローンチ直後の反応は、嬉しいものであると同時に、反省を迫られるものでもあった。ユーザーは私たちに、正確で特定ベンダーに傾かないデータを低コストで提供するInflectのようなプラットホームをずっと求めていた、と言う。しかし同時に、サービスプロバイダーたちは、実際にこれから買おうとしている買い手の目の前に、自分たちのサービスを置いてくれるようなプラットホームを探していた、と言うのだ”。