イーロン・マスクが、Model 3問題とプエルトリコに力を注ぐためにTeslaのセミトラックの発表日を延期

9月の初めにイーロン・マスクは、長い間噂されていた完全電動セミトラックを10月26日に発表するとツイートしていた。彼はそれが「暫定的」予定であるとし、必要であれば日程変更ができる余地を残していた。それは良い判断だったことが分かった。

今日(米国時間10月6日)の午後のツイートで、イーロンはセミトラックの公開を11月16日にすると発表した。約3週間の延期である。

再スケジュールの理由は何か?マスクは、Model 3のボトルネックと、プエルトリコのためのバッテリー生産という、現在最も力を注いでいる2つのことについて言及している。

昨日(米国時間10月5日)マスクは、ハリケーン・マリアの被害によって、島の電力が10%しか残されなかったプエルトリコに対して、電力システムの再構築の手伝いを提案した。その日の午後までにプエルトリコの知事はその件についての話し合いを持ちたいという返答を行った。

言及されたModel 3のボトルネックについて言えば、Teslaは第3四半期に1500台のModel 3を出荷する予定だったが、月曜日の発表によれば出荷はおよそ260台に留まっている。生産ボトルネックによって生産台数不足に陥ってはいるが、同社は既に原因を「理解」し、「近いうちに製造上の課題を解決できる自信がある」と述べている。ということで、それらの問題に取り組むことが、おそらくこの先数週間の鍵となるだろう。

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(翻訳:Sako)

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TechCrunch Japan

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