オフィス家具の導入コストを激減させるサブスク「subsclife」無料コーディネート提案を開始

カマルクジャパン代表取締役社長、町野健氏

KAMARQ HOLDINGSの日本法人であるカマルクジャパンは2月7日、インテリアコーディネーターが家具のコーディネートを無料で提案する法人向けサービスをローンチした。依頼日から最短数日でコーディネート提案、発注から最短7日のスピード納品が可能だ。

カマルクジャパン運営のsubsclife(サブスクライフ)では、1000円からの月額制で家具を利用でき、回収もサポート。「レンタル」「リース」「購入」以外の新しい選択肢を提供している。同サービスでは40ブランド、25000点以上の家具を取り扱っている。

subsclifeを使えば月額払いで初期導入コストを大幅に削減できる。同社オフィス導入事例では、subsclifeによる家具導入で初期導入コストは一括購入と比較して1/22に。家具は1個単位で利用でき、利用期間は3ヵ月から24ヵ月までで選べる。利用後は、継続利用、交換、購入も可能だ。

本日発表された新サービスを利用するには、まずWEBの法人フォームから依頼。その際にレイアウト図、 実現したい空間のイメージ、 個数、 予算などを伝える。すると依頼から最短数日で家具コーディネートが提案される。発注後は最短7日の納期で家具が届けられ、設置される。

同社は、働き方改革推進により「リラクゼーションスペースの新設、 オフィス移転やレイアウト変更を行う企業が増加している」ことを新サービスのローンチの背景として説明する。

家具は高額で移動や処分が大変な上、企業内の担当者は限られた予算の中でレイアウトを手探りで検討、 手配する状況を知り、昨年末よりコーディネート提案を試験的に行い、 本日より正式サービスとして開始した。

事前運用テストではコワーキングスペースを1棟まるごとプロデュース(約100台)、オフィス移転時の執務フロアスペース(約40台)、来客スペースのレイアウト刷新(約10台)を行うなどして様々なニーズに対応できるよう準備を重ねてきた。

カマルクジャパン代表取締役社長、町野健氏は「取り扱う家具が増えてきた中で、コーディネート提案に関してもニーズが増えてきた」と話す。

“レイアウト変更”や“既存のリラクゼーションスペース”の一新などを希望している場合、内装会社に依頼せず、自身でコーディネートを行なっているケースが目立つという。コーディネート提案を行うことで、そのような“ライトな”ニーズにも応えていくというのが同社のねらいだ。

近年では家具のサブスクではElaly提供の「airRoom」、airRoomと業務提携した47インキュベーション運営のオフィス家具の「Kaggレンタル」、そして「CLAS」などが続々と登場してきた。

だが町野氏は家具のサブスクに関して「対個人に関してはまだ一般的ではない。だが、対法人だと去年末と今月を比較しても状況はかなり違うので、今年はかなりメジャーになっていくと考える」と話した。

subscrifeは2018年3月にベータ版がローンチ、そして9月に正式なリリースをしたばかりだ。町野氏いわく、同サービスは“コワーキングスペース”から“スタートアップ”まで幅広くニーズがあり、ターゲットを絞ることはしない。

「ZARAやH&Mはデザインは20代向けだったりするのかもしれないが、ターゲットは『ファッション好きの層』と意外とざっくりしている。洋服は誰もが持っているし、そのようなブランドが登場して洋服を買う機会は増えた。家具は必ずどのオフィスにもあるので、全方位を狙っていくのが正しいと思っている。(利用社は)大手企業もベンチャーも伸びている」(町野氏)

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TechCrunch Japan

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