オムニチャネル小売ソフトウェアのBrightpearlが業務拡大で34億円調達

小売業者が売上アップを図るために業務を合理化することができるようサポートするオムニチャネル小売ソフトウェアBrightpearl(ブライトパール)が業務拡大のために3300万ドル(約34億円)を調達した。このシリーズCラウンドはSageがリードし、Brightpearlに2300万ドル(約24億円)を投資した。既存投資家のCipio Partners、Notion Capital、そしてVerdaneも参加し、計1000万ドル(約10億円)を投じた。

英国ブリストル拠点のスタートアップBrightpearlは財務管理、CRM、フルフィルメント、在庫・受注管理、購買・サプライヤー管理、倉庫管理、ロジスティックのためのプラットフォームを展開している。

Sageは今回、Brightpearlに役員1人を送り込んだ。声明文の中で同社は以下のように述べている。「SageとBrightpearlはともに、小売とeコマースの顧客がクラウドファイナンスや小売管理ソリューションのベスト・オブ・ブリード(最適なものの組み合わせのこと)を最大限活用できるようにしてデジタル化をサポートします。Brightpearlとの提携は、Sageの高成長中のクラウドベースのソフトウェアアプリケーションに補完的に投資するための広範な戦略に合ったものです」。BrightpearlはShopify、eBay、Amazon(アマゾン)とも提携している。

BrightpearlのCEOであるDerek O’Carroll(デレック・オキャロール)氏は以下のような声明文を出した。「小売業の顧客を一層サポートし、SageとBrightpearlが英国と米国で持つ強固な基盤をさらに確固たるものにするために、Sageと新たな提携を結ぶことをうれしく思います。Brightpearlのソリューションは、小売プロセスを自動化することで大きなメリットをもたらし、世界中の業者は時間を節約し、実に優れた、そして迅速なエンド・トゥー・エンドの顧客エクスペリエンスを提供することができます」。

カテゴリー:ソフトウェア
タグ:Brightpearl資金調達

画像クレジット:George Frey / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi

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TechCrunch Japan

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