カラーeインクのPebble Time、Kickstarterで半日に650万ドルを集める

今日(米国時間2/24)の午前本誌は、Pebble Time ― Pebbleの新しいeインクスマートウォッチ ― が、Kickstarterで50万ドルのゴールを、非常識としか思えない17分間で達成したことを報じた。

通常本誌ではKickstarterキャンペーンの実況はしないが、これは書かないわけにはいかない異常さだ。Pebbleトレインは止まらない。

キャンペーン開始から9時間後、Kickstarterは〈未だに〉ばかばかしい速さで現金を吸い取っている。現在金額は〈650万ドル〉を超え、同サイトの調達金額歴代トップ5に入った。

これ以上集めたプロジェクト? Ouyaコンソール(850万ドル)、Oatmealのカードゲーム Exploding Kittens(870万ドル)、初代Pebble(1020万ドル)、そしてCoolestクーラー(1320万ドル)だ。いずれも1ヵ月以上かかってこの合計金額を達成したが、Pebble Timeは〈半日〉でランキング入りした。

PebbleのKickstarterでの成功の連続は、ちょっとした議論を呼んでおり、クラウドファンディングを利用するには成功しすぎているという批判がある。「まるでビル・ゲイツとマーク・キューバンとウォーレン・バフェットがシアトルの路上で物乞いしているようなもの」とEngadgetのDaniel Cooperは書いている。

しかし、それは本当にKickstarterが解決すべき問題なのか?どこに線を引くのか?何をもってある会社をKickstarterには成功しすぎていると言うのか?一般大衆の認識?Kickstarterで成功して小売りでも成功したら、古巣に戻ってはいけないのか? それとも、人々に財布で投票させて、Kickstarterを本来以上に美化するのをやめるべきなのか?

Kickstarterキャンペーンページ
Pebble Timeの紹介記事(未訳)

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


投稿者:

TechCrunch Japan

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