カリフォルニア州、9月から無人自動車に免許を交付

あなたが車を運転するためには免許証が必要だ。しかし、ロボットは?

今は、イエスだ。

今年9月から、カリフォルニア州運輸局は、選ばれた無人自動車およびその人間副操縦士に免許を与える。これによって、自動走行車が公道を走ってよいかの法的疑問がやや緩和されそうだ。

良いニュース:免許の費用は一式わずか150ドル。これで自動車10台とテストドライバー20人までが対象になる。

悪い(ただし恐らく実際には良い)ニュース:多分あなたは取得できないので、自作のGoogleカーを作るのはまだやめておいた方がいい。

免許の条件は(この早い段階では誰もが願うように)、かなり厳格だ。

規約の一部を以下に引用する:

  • 選ばれた自律走行車両製造者の指名された従業員のみが申請できる
  • 対象車両は、人身傷害、死亡、および物損に対して、500万ドル以上の保険を必要とする
  • テストドライバーは、対象車両を直ちに完全制御することが常時可能でなければならない
  • テストドライバーは、3年以上の運転免許保有者であり、反則ポイントは1点以下で、かつ傷害を伴う事故を起こしていないこと。過去10年以内にDUI[飲酒・薬物の影響下]を理由に免許を停止されたことのある者は適合しない。
  • 自律走行車の運転中に起きた物損あるいは人身事故は、10日以内に運輸局に届け出なければならない。

免許条件の全文は、こちらで読める。

免許申請の受付は7月に開始され、最初の免許が交付されるのは9月の予定。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。