カーネギーメロン大学(CMU)のロボット工学研究室では、ヘビ型ロボットがすっかり名物のようになっている。筆者が同校を訪れる度に、この生体模倣ロボットは新しいスキルを習得しているようだ。そして今週、その技に水泳が加わったことが、同校から発表された。
このヘビ型ロボットには、水中ナビゲーション用の新しいハウジングが取り付けられ、2021年3月には実際にCMUのプールでテストが開始された。このプロジェクトは2020年7月に始まったというが「これほど速く動かせるようになったことに驚いています」と、Howie Choset(ハウィー・チョセット)教授は、今回の発表に関連するリリースの中で述べている。「その秘密はモジュール化と、CMUでこの技術を研究している人々にあります」。
このHUMRS(Hardened Underwater Modular Robot Snake、強化型水中モジュール式ヘビ型ロボット)は、ARM(先進ロボット工学製造)研究所の助成を受けて開発された。
陸上用のヘビ型ロボットは、他の一般的な構造によるロボットでは入れないような、パイプなどの狭い場所にも入ることができるという特長がある。水中でも同様の機能を発揮する。今回のプロジェクトでは、国防総省による使用が想定されており、特に潜水艦や戦艦、その他の船舶の損傷を検知する検査機能が期待されている。
非軍事分野では、リグやタンク、水中のパイプなどの検査に使用される。
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カテゴリー:ロボティクス
タグ:カーネギーメロン大学、ロボット、ヘビ
画像クレジット:CMU
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(文:Brian Heater、翻訳:Hirokazu Kusakabe)