ギークな女優、池澤あやかがTechCrunch Tokyoの司会として登場するぞ!

プログラミングができるギークな女優として知られる池澤あやかさんに、11月18日、19日のTechCrunch Tokyo 2014の司会として登壇いただけることが決定したのでお知らせしたい。

この間、ぼくはトヨタの主催するハッカソンに審査員として参加したのだけど、隣にギークなタレント・女優で知られる池澤あやか(@ikeay) が同じく審査員として座っていた。プログラミングができる女優ということで、ぼくは前から池澤さんのことを知っていたのだけど、色々と話をしてみて驚いた。

Webサイトやサービスなど、何かを作るのが好きだというので、「でも本業の仕事で使うということではないですよね?」と水を向けると、「仕事ではシナトラを使ったことがありますね」と来たもんだ。Sinatra!

ご存じない方のために説明すると、SinatraというのはWebサービスやモバイルアプリのバックエンドを作るためのツールとして、スタートアップ企業の間でも定番となっている「Ruby on Rails」の弟分のような存在。ササッと何かを作るときなんかに良く使われる玄人ごのみの開発者向けソフトウェアのことだ。オープンソースのプロジェクトが集まるGitHub上で池澤さんが投げた、このプル・リクエスト(オープンソースのプロジェクトに対してコードの変更を要求すること。最近流行のオープンソースへの貢献のやり方)を見れば、ガチでコードを書いていることも分かったりする。GitHub上で活動している女優というのは、ぼくは池澤さんの他に聞いたことがない。オープンソースは、いまだに男性が多い世界のままで、コミット・ログ(変更履歴)に並ぶ写真もギークなアバターや、むさ苦しい顔が多かったりする。だから以下の「アイドルでーす!」という爽やかな感じのアイコンが混じってる様は異様ですらある。なんて爽やかな……。

池澤さんは1991年生まれの23歳。この3月に慶應義塾大学環境情報学部を卒業していて、実は研究室でもテックなモノづくりをしていたそうだ。以下の写真にあるのは、池澤さんがArduinoで作ったメダカの水槽デバイスだ。メダカというのは視覚情報を頼りにして水の流れに乗る性質があるそうで、これを逆手にとって、メダカを騙すパターンを水槽内部壁面に表示させるという。水槽に向かって手をかざすことでパターンが変化し、メダカが泳ぐ方向を人間が操ることができるARデバイスなのだそう。ぼくはご本人に動画を見せてもらったのだけど、「メダカをハックするんですよ!」と本当に楽しそうに語る。

ギークである。女優である。

おっと、女優活動のほうのご紹介をしていなかった。池澤さんは数年に1度という不定期で東宝芸能が実施している女優の登竜門「東宝シンデレラ」のオーディションで2006年に審査員特別賞受賞し、その年に映画『ラフ』で女優としてデビューしている。映画『あしたの私のつくり方』(2007年)、映画『デトロイト・メタル・シティ』(2008年)、ドラマ『斉藤さん』(NTV/2008年)、土曜ワイド劇場『刑事殺し』(ABC/2007年〜2008年)などに出演してきている。最近だと「NHK高校講座〜社会と情報〜 」にMCとして出演しているそうで、テクノロジーが語れる女優として活躍中だそうだ。

と、いうことで、今年のTechCrunch Tokyo 2014は、TechCrunch Japan編集長のぼく(西村賢)と、池澤あやかさんの2人で司会・進行を務めさせて頂こうと思っている。皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!

あ、そうそう、もう1つ。TechCrunch Tokyoのイベント本編の前の週末に開催を予定しているTechCrunch Tokyo Hackathon(11月15日、16日)に池澤さんをお誘いしてみたら、「ハッカソンって参加したことないんですよね。個人参加で行きます!」というお返事だった(なんと!)。すでに告知しているように、今回のハッカソンには特別参加エンジニアとして増井雄一郎氏と堤修一氏の参加も決定しているので、だいぶ豪華な感じのイベントになるのではないかと思っている。まだハッカソンのチケットのほうは少し残りがあるので、参加希望の方はこちらからどうぞ。

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投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。