クラウドソース言語学習のDuolingoがiOSアプリで日本語版、中国語版の英語コースをスタート

人気のクラウドソース型言語学習サービスのDuolingoがiOSアプリをアップデートした。Version 4.0にはいろいろ新機能が含まれているが、もっとも重要な点はアジア地域のユーザーに対応したことだろう。

新バージョンには日本語話者、中国語話者のための英語学習コースが含まれている。日本人、中国人向けに他の言語の学習コースも準備されており、近く公開されるということだ。

現在Duolingoのアジアにおけるユーザーベースはそれほど大きくない。Duolingoのユーザーは北米、ラテンアメリカ、ヨーロッパがそれぞれ30%ずつを占めている。

今回のアップデートでドイツ語話者、ヒンディー語話者のための英語、ロシア語話者のためのドイツ語、ドイツ語話者のためのフランス語のコースもそれぞれ追加された

多言語対応の進化と同時に、今回のアップデートでは学習に大幅にゲーム化が取り入れられた。ボット(コンピュータ)との対戦がデフォールトだが、他の学習者と競争することができるマルチプレイヤー・モードもある。私の取材に対してDuolingoのファウンダー、CEOのルイス・フォン・アン は「これらの新機能は当面iOSのみで提供される。われわれは新機能はひとつのプラットフォームで試し、うまくいくとわかったら別のプラットフォームに移植することにしている」と語った。

その他今回のアップデートでは学習の進捗度が詳しく分かる統計が追加され、UIのデザインがわかりやすくなった。

〔日本版〕Duolingoのファウンダー、ルイス・フォン・アンはreCAPTCHAの発案者。DuolingoはAppleのアプリ・オブ・ザ・イヤーを受賞した他、今年2月にはTechCrunchのCruncie 最優秀教育スタートアップ賞を受賞している。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


投稿者:

TechCrunch Japan

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