Lunaの、温度調節ができて、睡眠の質をチェックできて、ほかのデバイスに接続できるマットレスは、今年初めクラウドファンディングに成功して100万ドルあまりを集めた。
そして同社からの今日のニュースは、インキュベータY Combinatorの今のクラスに‘入学’したことと、クラウドファンディングのときとほぼ同額の130万ドルを個人投資家たちから調達したことだ。
協同ファウンダのMatteo Franceschettiによると、この資金はIndiegogoのキャンペーンよりも前にすでに調達していた。ではなぜクラウドファンディングを? キャンペーンは彼によると、初期ユーザとの結びつきを作り出し、フィードバックを得るためだ。たとえば、セキュリティとBluetoothの装備が重要だ、とわかったのはキャンペーンからだ。それらのフィードバックから、Lunaは機能を一層充実させることができた。
投資家は全員、匿名希望のようだ。でも、すでに資金を獲得して消費者にもアピールしている企業が、なぜインキュベータに入ったのだろう? それは、Franceschettiによると、YCのすぐれたメンター能力のためだ。“いろいろ迷っていたことが、すっきりと分かってきた、すごく助かる”、と彼は言う。
下のビデオは1月(クラウドファンディングキャンペーンの前)に撮られたLunaのプロトタイプだ。マットレスの各部の温度を調節できるから、たとえばカップルがそれぞれ違う温度の上で寝られる。Franceschettiによると、この機能こそが、クラウドファンディングで予約が殺到した第一の理由だ。でもこのビデオでは、Lunaのセンサにほかのスマートデバイスを接続して睡眠をカスタム化できることも、よく分かる。