クラウドワークスとテレビ東京、シニア層に特化したクラウドソーシングを共同展開

クラウドワークスは31日、テレビ東京と提携してシニア世代向けクラウドソーシングサービスを開始することを明らかにした。クラウドワークスの吉田浩一郎社長によれば、今回の業務提携は、有力な視聴者層であるシニア層に向けた取り組みを模索していたテレビ東京側から持ちかけられた話だといい、クラウドワークスで徐々に利用が増えているシニア向けのクラウドソーシング市場を共同で開拓していくこととなったのだという。

クラウドワークスは、シニアユーザーに特化したクラウドソーシングプラットフォームを構築するとともに、シニアユーザーに仕事を提供する企業の開拓を強化する。一方、テレビ東京はテレビやインターネットを活用し、シニア世代向けにクラウドソーシングに関する情報を提供する。11月4日にはテレビ東京で「中高年に大人気!―定年知らずのハッピー仕事術―」(仮)という番組を放送する予定だ。

クラウドワークスによれば、同社サービスの最高齢ユーザーはなんと85歳だといい、70代のユーザーも積極的に仕事をしているのだという。50代以上の「シニア世代ユーザー」は直近4カ月で倍増して約5000人に上り、全ユーザーの約7%を占めている。今回の業務提携でクラウドワークスは、現状の20倍となる10万人のシニアユーザーを獲得する見込みで、業務依頼の総額10億円を目指している。収益は両者で折半する。


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TechCrunch Japan

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