Google(グーグル)は米国時間1月22日、モバイル検索の微妙な、しかし歓迎すべきリフレッシュを発表した。そのアイデアは、検索結果の表示を読みやすく改善し、よりシンプルでエッジの効いたモダンなデザインにすることだ。
見たところ、今までと根本的に異なるわけではない。しかし、個々の検索結果を囲む四隅が丸くてわずかに影がつけられていたボックスは、シンプルな直線に改められた。他にも、Googleのロゴが丸みを帯びたり、検索バーの枠がグレーのラインからドロップシャドウのみに変わるなど、いくつかの微調整を見つけることができる。「よりわかりやすく、親しみやすく、人間に優しいデザインに感じられると思います」と、Googleの広報担当者は語る。ところどころに余白も増え、目立たせる部分には色がつけられたため、各パートの分離が強調された。
「検索のようなもののビジュアルデザインを再考するのは、本当に複雑です」と、GoogleのデザイナーであるAileen Cheng(アイリーン・チェン)氏はこの発表で述べている。「Google検索がどれだけ進化してきたかを考えると、特にそうです。私たちはウェブの情報だけでなく、世界中の情報を整理しています。私たちはウェブページを整理することから始めましたが、今では検索した言葉を理解するのに役立つコンテンツや情報の種類が非常に多様化しています」。
Googleはまた、GmailやAndroid(アンドロイド)を使っている人にはおなじみのGoogle独自のフォント「Google Sans」をより広範囲に使用することにした。「検索のどこに、どのようにフォントを使うかのという点に一貫性を持たせるのも重要でした。これは人々が情報をより効率的に解析するのにも役立ちます」と、チェン氏は述べている。
今回のリフレッシュは多くの点において、Googleが2019年にそのモバイル検索のリフレッシュで行った作業の続きである。その時も、サイトアイコンやその他の新しいビジュアル要素をページに追加することで、ユーザーがページをスキャンしやすくすることに重点が置かれていた。しかし、検索結果ページをより読みやすくする作業は明らかに行われていない。
とはいえ、新旧のデザインを比較してみると、ほとんどの部分で変更は少ない。これは大規模なデザイン刷新のようなものではない。デザイナーは確かにこだわっているが、ユーザーは気づかないかもしれないほど、小規模な微調整に過ぎない。もしGoogleが、検索結果に表示される広告と、実際にユーザーが求めているコンテンツを、もっと簡単に識別できるような変更を施したら、それこそ注目に値する改善といえるのだが。
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(翻訳:TechCrunch Japan)